菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学
最新作です。アマゾンで予約可能になりました。
菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論
最新の戦略経営論です。戦略経営論に関心のある人には、必読です。
菊澤研宗: 改革の不条理 日本の組織ではなぜ改悪がはびこるのか (朝日文庫)
拙著『組織の不条理』の姉妹編です。現代の不条理現象を分析しています。
菊澤 研宗: 組織の経済学入門 改訂版
改訂版です。ほとんど同じですが、少しクールな感じです。
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
2016年2月で5刷となりました。
菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)
ドラッカー、カント、小林秀雄です。
野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
私の論文も掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。
David J. Teece: Dynamic Capabilities and Strategic Management
最近、注目されているダイナミック・ケイパビリティの本
経営哲学学会: 経営哲学の授業
経営哲学の本がやっとできました。面白いですので、ぜひ買ってください。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書)
東電の吉田所長の行動の意味を理解するために、読んでもらいたい。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
キュービックグランドストラテジーについて知りたい人はこれを読んでください。
菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理
私の新著です。読みやすくなっています。関心のある人はぜひ一読お願いします。
NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 上
NHKスペシャルの本
TVでは見れない私のインタヴューが掲載されています。
菊澤 研宗: 企業の不条理
新著です。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
新書『戦略の不条理』をさらに詳しく知りたい人
ガバナンスの比較セクター分析―ゲーム理論・契約理論を用いた学際的アプローチ (比較経済研究所研究シリーズ)
この本の第4章を書いています。 (★★★★★)
週刊ダイヤモンド別冊 歴学(レキガク) 2010年 1/11号 [雑誌]
コラムに、ヴェーバーのプロ倫について書きました。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書 426)
祝!はやくも増刷
孫子、山本七平、クラウゼヴィッツ、リデルハート、ロンメル、ハンニバル、ナポレオンについて解説し、新しい戦略の哲学、キュービック・グランド・ストラテシー(立体的大戦略)を提唱する。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)
もうすぐ発売されます。「文庫化のためのあとがき」をぜひ読んでください。 (★★★★★)
神田 昌典: 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100
拙著『組織の不条理』も100に選ばれています。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
祝2刷です。
菊澤研宗: 新著『戦略学』ダイヤモンド社
やっと発売されました。私の新しい本です。この本では、世界を物理的世界、心理的世界、知性的世界に分けて考え、従来の戦略論が物理的世界を対象とするものにすぎないこと、また心理的世界を対象としているのが行動行動経済学、さらに知性的世界を対象としているのが取引コスト理論だとし、何よりも企業が生き残るにはこれら三つの世界にアプローチするような立体的大戦略(キュービック・グランド・ストラテジー)が必要だということを説明しています。というのも、ひとつの世界だけを対象にした戦略だけでは、別の二つの世界で変化が起こったとき、淘汰されてしまうからです。
(★★★★★)
菊澤 研宗: なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか (扶桑社新書 16)
新書『命令違反が組織を伸ばす』の現代企業版です。
こちらの方がやさしく書いてあるので、関心のある人はぜひ買ってよんで見てください。その後で、『命令違反』を読むと、分かりやすいかもしれません。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書 312)
組織内の人間は、ある程度、失敗することが予測できたとても、そこに行かざるをえないことがある。このような失敗を「不条理な失敗」と呼びたい。このような不条理な失敗を回避する最終解決案は「命令違反」である。命令違反は常に悪しきものではなく、良い命令違反もある。そのような命令違反をも扱う新しいマネージメントが必要であることを、太平洋戦争の日本軍を事例にして説明する。 (★★★★★)
菊沢 研宗: 組織の経済学入門―新制度派経済学アプローチ
祝!5刷です。
最新の私の単著です。
取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論をやさしく解説した本、その他、進化経済学、行動経済学、法と経済学、ゲーム理論にも触れていますので、お買得です。 (★★★★★)
菊澤研宗編著: 組織の経済学―業界分析
現在3刷です。
これは社会人学生とのコラボレイトでできた私菊澤のはじめての編著の本です。
新制度派経済学にもとづいて、メディア産業、化学産業、酒類産業、コンサル業界、ベンチャー・キャピタル、ヘッジファンド・・・・・・・・・・を分析しています。
(★★★★★)
デビッド ヴァイス: Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
グーグルには関心をもっています。
Chris Anderson: The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More
ローングテールの本です。 (★★★★★)
菅谷 義博: 80対20の法則を覆す ロングテールの法則
ロングテールの法則は話題になっていますが、
私はこの本を未読。
ロングテール戦略行動は心理会計的に説明できると思います。ただし、その行動が成功的かどうかはわかりません。
不条理なコンピュータ研究会: IT失敗学の研究―30のプロジェクト破綻例に学ぶ
私の論稿も載っているので、関心のある方はぜひ読んでみてください。不条理のIT版です。 (★★★★★)
小林 秀雄: モオツァルト・無常という事
小林秀雄のモーツアルトの批評は絶品 (★★★★★)
スティーヴン・レヴィット: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
シカゴ大学の先生らしい本のようです。
Rose Friedman: 選択の自由―自立社会への挑戦
シカゴ学派の総帥、フリードマンの古典。英知にあふれている。 (★★★★★)
リチャード・H. セイラー: 市場と感情の経済学―「勝者の呪い」はなぜ起こるのか
私の好きなR.セーラーの行動ファイナンス、経済心理学の本です。 (★★★★★)
真壁 昭夫: 最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
行動ファイナスの入門書です。 (★★★★)
ヨアヒム・ゴールドベルグ: 行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
行動ファイナンスの入門書。非常にやさしく、わかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
多田 洋介: 行動経済学入門
経済心理学の入門書。 (★★★★★)
小林 秀之: 「法と経済学」入門
法と経済学分野の定番、非常にわかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
宍戸 善一: 法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察
法という制度を経済学的に分析する分野のやさしい教科書。 (★★★★)
キム・クラーク: デザイン・ルール―モジュール化パワー
モジュール組織論を最初に言い出した本 (★★★★★)
国領 二郎: オープン・アーキテクチャ戦略―ネットワーク時代の協働モデル
気になる本です。 (★★★★★)
青木 昌彦: モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質
この本は、最新の組織デザイン論を扱っている面白い本です。 (★★★★★)
ジェイ・B・バーニー: 企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
バーニーの戦略論も大幅に取引コスト理論やエージェンシー理論を取り入れています。ただ少し、中身がだらだらしている感じです。
デビッド J.コリス=モンゴメリー: 資源ベースの経営戦略論
この本は、戦略の経済学に近く、新制度派の諸理論を取り入れています。モンゴメリーの夫が、リソース・ベイスト・ヴューの開発者の一人、ウエルナー・ワーナフェルトだとは知りませんでした。
オリバー・E. ウィリアムソン: 現代組織論とバーナード
これは、ウィリアムソン編著の論文集です。ここには、オリバー・ハートの論文が入っています。ただし、訳にかなり問題あり。
オリヴァー・イートン・ウィリアムソン: 市場と企業組織
ウイリアムソンの初期の取引コスト理論の翻訳です。 (★★★★★)
Sytse Douma: Economic Approaches to Organizations
これ3版ですが、4版がでているようです。この本は、組織の経済学のやさしい教科書です。ただし、所有権理論が欠如しています。 (★★★★★)
エドワード・P. ラジアー: 人事と組織の経済学
人事に関する経済分析の本です。 (★★★★★)
Eirik G. Furubotn: Institutions And Economic Theory: The Contribution Of The New Institutional Economics (Economics, Cognition, and Society)
この本は新制度派経済学を広く網羅していると思います。筆者はドイツ系の学者です。フルボトンは、所有権理論で有名な人です。 (★★★★★)
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、マイケル・ジェンセンの実証的エージェンシー理論の論文集です。エージェンシー理論によるコーポレート・ガバナンス分析に関心ある人は必読です。
Harold Demsetz: The Organization of Economic Activity
これは、デムゼッツの所有権理論の論文集です。すばらしい論文集です。 (★★★★★)
柳川 範之: 契約と組織の経済学
この本は、所有権理論やエージェンシー理論を中心とする最新の研究を非常にやさしく解説した本であり、初心者でも読みやすくなっています。ただし、取引コスト理論の説明はありません。 (★★★★)
ダグラスC. ノース: 制度・制度変化・経済成果
この本は、所有権理論を歴史に応用し、ノーベル賞を受賞したダグラス・ノースの本で
す。ここでは、制度変化について説明していますが、内容はかなり難解でいくぶんもやもやした感じです。しかし、多くのインプリケーションがありますので、ぜひ読んでみる価値があると思います。
(★★★★★)
デイビッド ベサンコ: 戦略の経済学
この本は、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を数学をほとんど使わないで比較的わかりやすく説明し、応用しています。数学を使っていないために、逆にだらだらした感じもしますが、上記の「組織の経済学」と併用するとよいと思います。とくに、この本では、企業の境界問題が充実していると思います。
(★★★★★)
ポール・ミルグロム: 組織の経済学
組織の経済学で最も有名な本です。内容は非常に充実しています。しかし、私の個人的な感想からすると、かなり読みづらい本でもあります。とくに、ミクロ経済学にふれたことのない人には、つらい本かもしれません。みんなで一緒に読むことを勧めます。
(★★★★★)
Jack J. Vromen: Economic Evolution: An Enquiry into the Foundations of New Institutional Economics (Economics As Social Theory)
このブローメンの本は、進化経済学をうまくまとめています。現在、進化経済学の研究は、アルチャンのダーウイン主義、ネルソンーウインターのラマルク主義、進化ゲーム論の三つの方向がありますが、これらをうまくまとめています。しかも、ヨーロッパの研究者らしく私の好きなポパーの進化論的認識論についても言及しています。
(★★★★★)
Richard R. Nelson: Evolutionary Theory of Economic Change (Belknap Press)
この本は進化経済学の原点となる本の一つです。非常に有名な本ですが、いまだ翻日本語に訳されていません。私が留学していたニューヨーク大学スターン経営大学のドクターコースの学生が私に奨めていた本です。この進化論の分野は、非常におもしろいので、今後、もう少し研究する必要があると思っています。
Oliver Hart: Firms, Contracts, and Financial Structures (Clarendon Lectures in Economics)
この本は、オリバー・ハートの有名な所有権理論の本であり、契約理論の原点といわれている本です。やや数学的です。契約理論に関心のある人は、この本を避けて通ることができないでしょう。ハートの顔を写真で見ましたが、とてもスマートな上品な感じがしました。彼によると、この分野は数学的に定式化するのが難しい分野で、かなり苦労しているとコメントしていました。このハートの著書に関して、上記のデムゼッツによる批判的書評もおもしろいので、ぜひ併読を勧めます。
(★★★★★)
John W. Pratt: Principals and Agents
この本の中にアローのエージェンシー理論をまとめた有名な論文"The Economics of Agency"が入っています。この論文で、隠れた知識問題としてのアドバースセレクション現象と隠れた行動問題としてのモラルハザード現象が非常にうまく区別され説明されています。
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、実証的エージェンシー理論に関するジェンセンの論文集です。ジェンセンのエージェンシー理論の論文は、よく知られていますが、日本ではそれほど読まれていないのではないでしょうか。この本もじっくりと読んで見ると、エージェンシー理論によって会計、ファイナンス、組織が幅広く分析できることがわかってきます。
(★★★★★)
Oliver E. Williamson: The Mechanisms of Governance
この本は、取引コスト理論をコーポレート・ガバナンスの問題やコーポレート・ファイナンスに応用した論文集です。この本は、非常にインプリケーションが多い本だと思います。 (★★★★★)
ロナルド・H. コース: 企業・市場・法
この本は、取引コスト理論や所有権理論に関するコースの論文集。1937年に、つまり第二次大戦前に取引コスト理論の論文が発表されていたことに驚かされます。また、「法と経済学」という新分野の先駆けとなった論文「社会的費用の問題」の長さにも驚かされます。読む度に、新しい発見のある素晴らしい本です。数学では表せないコースの英知であふれています。とにかく、時間をかけてじっくり読んでみたい本です。
(★★★★★)
岩井 克人: 会社はこれからどうなるのか
この本は非常にいい本です。一度は読むべきです。 (★★★★★)
小佐野 広: コーポレートガバナンスの経済学―金融契約理論からみた企業論
組織の経済学的な議論がまとまっています。 (★★★★)
菊澤 研宗: 比較コーポレート・ガバナンス論―組織の経済学アプローチ
私の本です。 (★★★★★)
Jonathan P. Charkham: Keeping Good Company: Corporate Governance Ten Years On
チャーカムの有名なガバナンスの本
各国のガバナンス・システムが比較されている。 (★★★★★)
昨日、夜、無事、オーストラリアから帰国。今回は、息子の中学入学祝いの家族旅行だった。長い受験戦争を終え、無事、本人が希望していた私立中学に合格したため、ほんとうはドイツを中心にヨーロッパにつれて行きたかったが、私があまりに忙しくて、断念した。(実は、すでにヨーロッパにはいっているが、私の個人的趣味で北ドイツに行きたかった)
息子は今後6年間さらに受験勉強して偏差値No1の大学を目指す道もあったが、結局、私と同じ大学への道を選んでくれて、親としては大変うれしいものだ。後は、ぬかりなく英語をマスターしてほしいと思う。
さて、今回は時間の関係で、ケアンズ3泊5日の旅だった。雨季から乾季への移行時期で雨が心配されたが、すべて晴れ。すばらしい自然と平和な街を満喫できた。時間はゆったりしていた。食事もおいしく、おそろしく太ってしまった。血圧が上がりそうだ。
しかし、仕事病がでて、ついついホテルのインターネットでメールをみてしまった。最悪、仕事のメールがたくさん入っている。みなければ、良かった。やはり、旅行にきて、メールをみては駄目だ。意味がなくなる。心配になってしまうものだ。しかも、返信は英語になるので、送っても悪しきメールと間違えられる可能性もある。
こうして、中途半端に楽しんだ旅行となった。
最悪だったのは、ジェット・スターというオーストラリアの航空会社の飛行機だった。これはひどい。飛行機の中の唯一の楽しみは飲食なのに、すべてのサービスにいちいちお金を取るのだ。しかも、アテンダンドのサービスも最悪だ。
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飛行機の中で、旅行に行く前に明治大学の折谷先生(元日銀幹部)に英語で論文を発表したほうがいいと、ハッパをかけられたことを思い出した。また、東電の成田君にも同じことを言われた。今年度は、この方向に挑戦しようかという気持ちになっている。
しかし、帰国してアマゾンを見たら、自分の本が売れてないなあと思ってしまった。
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気分を変えて、また大学の仕事と研究をはじめなければならない。明日から、早速、日吉で新一年生へのガイダンスが待っている。その後、三田で編入生への説明と忙しい。
今年は、日吉で「経営学」を担当しているので、何とか慶大1年生に経営学を魅力を伝えたい。
また、菊澤ゼミ4期生もいい学生が来てくれたので、今年は楽しみだ。さらに、ゼミをレベルアップしたいものだ。しかも、2期の橋本君が大学院に残ってくれて、期待したい。
橋本君が提出した論文は、慶大学生論文に当選し、私からもみてももんくのない良い論文だった。この論文の意味がわからない審査員はレベルが低いと思うような論文だった。
また、同じ2期の柴田君のうわさも、スペイン語の先生から入ってきた。新制度派経済学を使って、スペイン語の授業で発表したらしいが、担当の先生から素晴らしい発表だったと直接聞いた。ゼミの宣伝をしてくれて、とてもうれしく思う。
いろいろあるが、とにかく、本日から気合をいれて新年度に向かいたい。ということで、ブログも再開します。
昨日、金沢にいった。
やはり、石川県、金沢は何でもおいしい。回転すしでも、おいしいのには本当に驚く。今回は、金沢の日航ホテルに宿泊したのだが、とても良かった。ホテルのレストランも本当においしかった。
ネットで予約したのだが、禁煙の部屋を指定する方法を知らず、当日、チェックインのとき、喫煙室しかありませんと言われ、ショックを受けた。喫煙室というと、おそらくタイのホテルや香港のホテルで経験した人がいるかもしれないが、本当にタバコくさいのだ。
そこで、フロントで禁煙室に変更をお願いしたが、すでに禁煙の部屋は満室で、1万円追加すると、デラックスな禁煙室があるという状況になった。1万円か~~高いなあ~。
今回は、我慢して、喫煙室に宿泊することにした。「禁煙の予約は、その他や備考欄のようなところに書いてください」ということだった。
しかし、喫煙の部屋に入ってみたが、驚いた。全然、タバコ臭くないのだ。それには本当に感動した。素晴らしい。日航ホテル金沢は、素晴らしい。眺めも、レストランも本当によかった。しかも、チェックアウトも12時だからすごい。
さて、帰りにJR金沢駅にある比較的大きな本屋「うつのみや」に寄った。残念ながら、拙著『戦略学』は置いてなかった。売れたわけではないと思う。というのも、同じころにでた本がひとつもなかったからだ。きっと、まだ金沢まで配本されていないのではないかと想像する。
やはり、地方は遅れているのかなあ~と思ってしまった。拙著を見ることができず、さみしく横浜に帰ってきた。
先日、学会で沖縄にいった。実は、沖縄ははじめてだった。とにかく忙しくて、行ってすぐに東京に戻るというスケジュールを組んだ。
飛行機が那覇空港に着くと、眩いくらいの青空と海。素晴らしい。そして、空港からホテルまでは近く、タクシーで行こうかと思ったが、あまりの青空に、思わず、モノレールに乗ってしまった。結局、あまりの暑さに、駅からはタクシーでホテルまでいったのだが・・・
ホテルについて、観光案内をみた。驚いた。私の関心のあるものがたくさんある。海軍指令濠、ひめゆり、摩文仁。こんどもう一度来て、レンタカーで回るぞ!
琉球大学での研究会もおもしろかった。何か、先生同士のインターゼミのようで、何か面白かった。とてもいい研究会だった。
もう一つ、実は、私は食べものの趣味がなく、この点で、沖縄料理はダメかもしれないと思っていた。しかし、この私でも、ソーキそばはおいしいと思ったし、意外に何でも食べれて、おいしかった。しかも、安い。
ということで、ぜひ今度は家族で旅行で来たいものだと思って、すぐに東京にもどってきた。
やはり、仕事がたくさんたまっていた。
冬休みは勉強もしたが、実は韓国ドラマ「冬のソナタ」にはまっていた。遅いと思う人がいるかもしれない。もちろん、NHKの番組も3分の2はみた。偶然に。
当時、私は土曜日の夜、中央大学のアカウンティングスクールで社会人を教えており、家に帰ってテレビをつけると「冬のソナタ」が放映されていたのだ。
今回は、ネットで完全版をみたということだ。
さて、この「冬のソナタ」はいろんな点が評価されるだろうが、私の個人的な考えはこうだ。最近の日本のドラマは、リアリティを追求していったためか、あるいは視聴率を稼ぐためか、あまりに男女のどろどろした関係や濡れ場多く、とても子供には見せたくないようなものが多かった。(ごく最近はこの傾向も終わり、マンガのドラマ化傾向といったところかもしれない。)
こうした状況で、まったく濡れ場のない、純愛ドラマが出現したということ、しかも中年女性にとってはペヨンジュンがとてもかっこよく、中年男性にはチェジューがとても清楚できれいにみえたということだと思う。
たしかに、ユジン役のチェジューは美しい。ショートカットの女性で、こんな魅力的な人がいるんだなあと、感心してしまう。学生から、先生はだれのファンですかと飲み会で何回も聞かれたが、実はユジンなのだ。
特に、以下の5分20秒あたりの場面で、死んだはずの恋人であるカンジュンサン(ペヨンジュン)を偶然街で見かける場面、木の陰からのぞく彼女の容姿が素敵だ。
http://www.youtube.com/watch?v=5rA1HCaxpaM
ストーリーもまた良くできていて、本当に素晴らしいと思った。
しかし、ここから事態は変化していくのだが、この「冬のソナタ」で流れる音楽がまた私が学生時代に流行った曲が多いのだ。中でも、感動したのは、フランスのポップスター、ミシェル・ポルナレフの曲が多いのだ。
このミシェル・ポルナレフがまたキザでどうしようない人なのだが、いまはとても好きだ。米国のビリー・ジョエルと比べるの歌のセンスははるかにおしゃれだ。(もちろん、ビリージョエルも好きだが)
Love me、Please Love me ファルセットがクルールだ
http://www.youtube.com/watch?v=iAbudN-C6jY&feature=related
冬のソナタの挿入歌
http://www.youtube.com/watch?v=xCGJ77d3FNA
そして、私はここらさらにフランスの映画を思い出した。「シェーブルの雨傘」だ。悲しく美しい物語だ。全編が歌からなるというミュージカル風の映画だ。そして、その音楽がまた美しく、悲しいのだ。
ストーリーは、フランスの港町の傘屋の娘である若きカトリーヌドヌーブと若い男性ギーが恋愛に落ちるが、やがてアルジェリアの独立戦争、アルジェの戦いへギーが出征し、もどってときには、カトリーヌドヌーブは別の男性と結婚していたというストーリーである。
まずは、二人の恋愛の場面はこうだ。カトリーヌ・ドヌーブはフランス人形のように美しい。
http://www.youtube.com/watch?v=Vuq62H25qis
そして、ギーが戦争へと出征する場面、列車でのわかれ、駅の「シェーブール」の看板が悲しい。この場面がもっと素敵だといわれている。(ただ、ドヌーブが最後は振り返って帰っていくところがちょっと興ざめ、個人的にはずっと見送ってほしかった)
http://www.youtube.com/watch?v=nNwkjyDwzTE&feature=related
最後、ギーは別の女性と結婚してガソリンスタンドを経営し、そこに別の男性と結婚したドヌーブが車にガソリンを入れにやってきて、偶然、二人は出くわす場面が最高だ。ドヌーブの子供は実はギーの子供なのだ。(英語の勉強もできます)とにかく、音楽が悲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=lLfviMasZ7U&feature=related
こうして、やはりフランスは素晴らしい。カトリーヌ・ドヌーブは素晴らしく、美しい。という結論になってしまった。フランスがんばれ、米国一辺倒ではだめだ。フランスこそが文化の推進者だのだ。
もしなんの制約もなければ、僕はフランスに行きたい。フランス、パリは、クールな街だ。カッコいい街だ。
イギリスからユーロスターに乗ってフランスに入り、パリに着いたのは夜だった。ロンドンと違って何って美しい街だろう。そう思った。パりのマクドナルドまでも美しい。まるで映画の一シーンのようだった。
若いときは嫌いだったが、いまは好きだ。常にカッコつけて、いくぶんキザな振る舞いをする。そんなフランス人が好きだ。ニューヨークに留学していたとき、アメリカ人がなぜかフランス人はカッコいいといっていた意味が年をとってからわかった。
そんなカッコいいフランス人を象徴する歌を紹介したい。それは、「甘いささやき」という歌だ。デリダが歌い。俳優のアランドロンがささやく。日本人が考えもつかない。まさにフランスそのものだ。クールな歌だ。
デリダが「パローレ、パローレ」と歌う美しい曲だ。
「甘いささやき」byデリダとアランドロン
http://www.youtube.com/watch?v=avUC5gMDTKQ&feature=related
フランスがんばれ!
温泉といえば、どこをイメージするだろうか。
高級なイメージの箱根か。近場の横浜で、最近できた人工的な万葉の湯か。千葉の竜宮城か。
私はなんといっても何といっても薦めたいのは、草津温泉だ。草津温泉は本当に温泉街らいしい町だ。町全体がけむりにまかれ、湯畑から大量の温泉が流れ出している光景は絶景だ。温泉もいうことはない。風呂の温泉の質は「濃い」という印象だ。
また、旅館も素晴らしい。私はとくに「大阪屋」に感動している。非常にこじんまりしているが、非常にきれいな旅館で、また従業員全員のサービスは本当に素晴らしいし、料理が1品1品手抜きがなく、量も多い。聞くところによると、客が食べた料理をすべてデーターとして記録してあり、同じものを出さないようにしているらしい。
http://home.yadojozu.ne.jp/~osakaya/
これに比べて、少しがっくりしたのは、石和温泉だ。何もない。車で行かないと、非常に不便。ホテル石庭は、とにかく料理の量は本当に多くおいしいが、大量生産的で、従業員にやる気があまり感じられない。残念。
また、温泉の質も薄い感じがした。このままでは、町全体が廃れるのではないかと心配になるほどだ。草津温泉との差は歴然としており、町の人々は草津温泉研修・研究をかねていった方がいいと思う。
やはりマネジメントの差かもしれない。
アジア
(タイ・バンコク)
バンコクは大変エキサイティングな街です。
オリエンタルホテルでアフタヌーン・ティを飲みたかったのですが、タイのタクシードライバーは私を宝石店に連れて行き、結局、オリエンタルホテルには行けませんでした。タクシーは信頼できないので、タイシルクで有名なジム・トンプソン店へは電車で行きました。
タイのシャングリラホテルが行っているディナークルージングは最高です。また、オリエンタルホテルのアフタヌーンティーも最高です。
(マレーシア・クアラルンプール)
この街は、他の街とくらべて、夜でも静かな街です。さすがイスラム教の世界で、酒を飲んで酔っぱらっている人は少ないように思いました。.
(マレーシアのペナン島)
マレーシア最大のリゾート地ですが、少し地味。
船に乗って、釣りをしましたが、船がぼろくて、船酔いします。
また、パヤ島でシュノーケリングができ、
熱帯魚をみることができます。ただ、
魚がやたらに多く、時々、えさのパンと
間違えて、魚が足をかっじってくるのには
驚きました。
また、ペナン島からパヤ島へ向かう船がぼろくて、乗客がほとんど全員船酔いで吐いていました。
あんな苦しい思いをしてまでパヤ島には二度と行きたくないという気持ちです。
(シンガポール)
シンガポールでは、ナイトサファリが必見です。動物はやはり夜生き生きしています。マーライオンにはちょっとがっくりしました。あまりにも小さい。
(香港)
香港は、すべてがおいしい街でした。しかし、ちょっと価格が高いような気がしました。女人街は、コピー商品であふれていました。
香港の夜のクルージングは本当にすばらしい。夜景がきれいです。昔、日本軍がこの島を占領したのか・・・・と、つい思ってしまいました。
(韓国)
ホテルでは、英語より日本語が通じるのには驚きました。韓国料理も思ったよりもおいしいとおもいました。
米国
ニューヨーク滞在記
今年2003年9月1日から7日までニューヨークに滞在した。これまで1990年代ニューヨーク大学スターン経営大学院に留学し、その後、米国アメリカンセンターのご招待で視察した頃との経験を比較してみましよう。
1.日本人にとって治安がよくなった。
10年前は、アメリカの景気が悪く、日本の景気がまだよたかった頃、ニューヨークの街を歩くと、ホームレスが多く、街の雰囲気が非常に悪い感じでした。ニューヨークの日本人は特に目立っており、すきあらば、日本人から金をとってやれという感じがあり、強い視線を感じました。
しかし、今は日本人は特別ではなく、だれも日本人をそれほど意識していない感じでした。昔は、日本人と見られないように、ジーンズとスニーカーをはいてニューヨークになじめと言われていました。ジーンズをほとんどはいたことのない私が、ジーンズを買うために最初に入ったお店が当時まだ日本人にはあまり知らていないGAPでした。
とにかく、いまは街がやさしい。豊かな感じ。夜も安心して歩けます。昔は行ってはいけないといわれていたロアーマンハッタンのABCストりートも今は若者の最先端のストリートになっていると聞いて驚きました。
2.ある意味で活気がなくなったチャイナタウン
米国が不景気な90年代始め、ニューヨークのチャイナタウンはポロ・ラルフローレン、トミー、シャネル、そして高級時計などのブランドの偽物であふれかえり、非常ににぎわっていました。ですから、偽の時計を買うときには、「外見はブルガリで、中身はメイドインジャパンの印のある時計を買うと長持ちしていいよ」といわれていました。
しかし、今回いってみると、偽ブランドはいっそうされていました。人もそれほど多くなく、中心であるモットー・ストりートも何か寂しい感じでした。言い方を変えると、やはり治安がよくなっているといえるのでしょう。
3.やはりミュージカルのチケットは劇場で
今回、ミュージカルを3つ観ました。
(モダン・ミリー)
これは最高!本当にアメリカらしい
カンザスからニューヨークへきた田舎娘がだんだん洗練されてニューヨーカーになって行く・・・・
(オペラ座の怪人)
これも最高!一押し!何回見てもいい
音楽、ストーりーすべてよし!
パリ・オペラ座の地下に住む天才化け物作曲家が
無名のオペラ歌手クリスティーに恋して
荒れ狂う・・・・・
(マンマミアー)
少し期待はずれ
ABBA世代の私としては、少し不満
70年代にはやったアバの曲に従って
無理矢理ストーりーを作った感じ・・・
チケットはどんなに人気のあるミュージカルでも劇場のボックス・オフィスに直接行って「Can I have todays ticket?」といえば100%購入でいます。MayIではなく、ニューヨークではCan Iです。
一番いいオーケストラ席は100ドル、これをホテルや旅行会社を通すと手数料20%(120ドル)をとられます。一度、お試しを!!!今回もこの方法で、いずれも舞台から正面3列目の席を確保できました。役者の表情がはっきりわかるので、最高!
今回、隣に座った米国人女性がやたらに「どうしてこのミューカルを選んだの?Why did you decide to choose this musical?」と何度も話しかけてきてちょっと解答に困りました。私の答えは、有名だから・・・・
4.グランド・ゼロでみたもの
昔、ツインタワーがあったグランド・ゼロに行って来ました。本当に何もなく、びっくりしました。昔は、ミッドタウンのエンパイヤーステイトビルディングからダウンタウンを眺めるか、逆にダウンタウンのツインタワーからミッドタウンをながめるか。ニューヨークの二大展望場でした。
しかし、もっと驚いたのは、ツインタワーのすぐ隣に「センチュリー21」というブランド品のデイスカウント店があったのですが、今でも全く壊れておらず、健在でした。たくさんの人でにぎわっていました。ブランドのデイスカウント店は強い!ここで、ブランドの財布でも買おうとおもいましたが、どうして米国の男性用の財布には小銭入れがないのでしょうか?・・・・
5.ファーストフード、レストラン
ニューヨークには、多くのファースト・フード店がありますが、相対的にみんな高くなっているように思いました。
私が好きなのは、スバロー(Sballow?)というイタリアンのチェーン店です。昔は、ピザ、パスタ、サラダ、飲み物で7ドルか8ドルでしたが、今回はパスタとサラダと飲み物だけで必ず10ドル以上でした。
10年前は、韓国人が経営するデリがニューヨークを支配していました。もともとデリはイタリア系でしたが、やがてそれを韓国系の人たちが買っていったということでした。今は、韓国系のデリだけではなく、イタリアン系、アメリカ系、・・・と多様化しているように思いました。
さらに、10年前には、寿司のファーストフード店が多くありましたが、今回はうまく出くわすことができませんでした。ほとんどなくなったのかもしれません。今回は、一度も日本料理を食べませんでした。なぜか。日本料理店はみな高級そうで・・・・一人では入りづらい・・・・
ファーストフード店の英語で、ニューヨークでは、順番を待っていると、店員が怒ったように「Who's next!!!」と言います。懐かしい。
6.日本的なGAP
昔、ニューヨークにはじめてきたとき、とにかくお店やスーパーがちらかっているのには驚きました。スーパーのウールワース、デパートのメイシーズ・・・果物が床に転がっていてもそのまま、お店で服が床に落ちていてもそのまま・・・とにかくルーズというか、少し汚いというか、これがニューヨークでした。
しかし、GAPは違います。今回、ニューヨークは小雨の日が多く、肌寒かったので、長袖を買おうとGAPに入ったところ、日本で見られる傘を覆うビニールを店員がわたしており、びっくりしました。日本的です。もう一店、先に紹介したブランドショップ「センチョリー21」でもビニールをわたしていました。
7.・・・・続く
ボストン
ボストンは、シーフードがおいしく、ニューヨークと違って英国風な街です。ボストンでMITから歩いてハーバード大学に行けると思ったのですが、思ったよりも遠く、ひどい目にあいました。アメリカの大学はとにかく広い。
ワシントンDC
地下鉄をはじめ、すべてが壮大で、人工的な街です。ただし、ジョージ・タウン大学近辺は、食べ物もおいしく、ざわざわしています。
フィラデルフィア
映画ロッキーが練習していたロケ場所である美術館に行きました。また、昔ながらの生活をしているアーミッシュも見てきました。なかなか良い街でした。
ニューオリンズ
素晴らしい街です。どこのレスランもおいしく、ジャズが聞こえてきます。ベニエというドーナッツもおいしい。
また、プランテーションと呼ばれる巨大農園もすばらしく、映画「風と共に去りぬ」を思い出しました。
アナポリス
この街は、米国海軍士官学校がある街です。海軍士官学校は本当に立派でした。小さい街で、黄色い家が多いように思いました。この街には、ワシントンが食事したというレストランがあり、とてもおいしいシーフードをたべました。
ウエストポイント
この街は、ニューヨークから北の方に位置しています。
陸軍士官学校のある街で、士官学校はお城の世界でした。
当時、私は防衛大の教官だったので、防衛大の校舎の貧弱さに恥ずかしい思いをしたものです。
サンフランシスコ
この街は、とても素晴らしい大人しい街です。
ツインピークス、金門橋、フィッシャーマンズ・ウオーフ、アルカトラス島など見るところがたくさんありますし、何よりもシーフードがおいしい。
チャイナタウンもあり、日本料理も食べれます。
ダウンタウンは、道も比較的広く、人もまばらです。
ロサンゼルス
とにかく街が大きいという印象です。
ニューヨークと違って、車がないと、
少し不便かもしれないという印象をもちました。
この街には、ジェーム・ディーンの撮影現場があり、
夜そこに行きました。
街自体というよりも、近くのデズニーランドやユニバーサルスタジオなどがおすすめかもしれません。
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