慶応大学菊澤ゼミナールHP

私の著書

ダイナミック・ケイパビリティ

2019年3月10日 (日)

ダイナミック・ケイパビリティの本質

   ダイナミック・ケイパビリティ論の研究で行きついたのは、それは、結局、企業を変化させ動かす「動力」のことである。

   そして、それは究極的には、ポパーのいう「批判力」である。批判的態度、批判機能がなければ、現状は肯定され、正当化されるのである。批判力を伝統にできるかどうか。これが組織生存の条件である。                                                                

  これを伝統して形成できるかどうか。

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菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学

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2019年3月 9日 (土)

ダイナミック・ケイパビリティと両利きの経営の関係

  ダイナミック・ケイパビリティ論と両利きの経営の関係について説明します。

ーーーーー

ダイナミック・ケイパビリティ論では、ケイパビリティは2種類に区別される。

(C1)環境が安定している場合、オーディナリー・ケイパビリティ(通常能力)、既存の知識に基づいて効率性を追求する能力(利益最大化)

(C2)環境の変化が激しい場合、ダイナミック・ケイパビリティによって環境に適応するために、既存の資産やオーディナリー・ケイパビリティを再構成・再配置して付加価値を増加する(付加価値最大化)

ーーーーー

両利きの経営では、次の二つの知識の探究が区別される。

(K1)既存の知識を範囲を広げて利用すること、「知の深化」=既存パラダイムの精緻化

(K2)新しい知識を探求すること、「知の探索」=新パラダイムの探究

ーーーーー

以上のことから、

(C1)=(K1)

(C2)=(K2)

となることがわかります。

問題は、(C1)と(C2)あるいは(K1)と(K2)の関係です。

両利きの経営では、これらはバランスよく行うことが良い経営といった程度の説明しかしていませんが、私の以下の新作では、この関係をロジカルに説明し、これらの二つの相互作用によって、企業組織は不条理を回避し、イノベーションのジレンマを回避して、進化することなることを説明しています。

 関心のある人は、ぜひ拙著を購読してください。お願いします。

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菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学

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2019年3月 7日 (木)

新作「ダイナミック・ケイパビリティの経営学」がアマゾンで予約可能に!

   やっと、私の新作『ダイナミック・ケイパビリティの経営学』(2019年3月27日発売)が、アマゾンで予約可能になりました。  

   カリフォルニア大学バークレー校から帰国して、久しぶりの単著です。ダイナミック・ケイパビリティに関して、かなり包括的にかつ深く研究し、説明していますので、研究者にとっても実務家にとっても役に立つと思います。

   これまで、ダイナミック・ケイパビリティ論は難解、解り難い、眠くなると言われてきましたが、この本を読んでいただけると、おそらく理解してもらえるのではないかと思います。

 

   これが、今日、世界の最先端の学問だと思います。オライリー教授の「両利きの経営」とともに、このダイナミック・ケイパビリティ論も、ぜひ理解してほしいと思います。 

   このダイナミック・ケイパビリティこそ、現代の日本企業に必要な能力なのです!

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菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学

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2019年2月23日 (土)

ダイナミック・ケイパビリティ論の論稿のアップ

 雑誌「プレジデント」2018年12月3日号に掲載されたダイナミック・ケイパビリティの拙稿がネット上でアップされました。ダイナミック・ケイパビリティ論に関する最新の私の考えです。関心のある人は、ぜひ一読お願いします。

 

●サイト プレジデント

https://president.jp/articles/-/27318

 

 最近、オー・ライリー教授の翻訳本「両利きの経営」が出版されていますが、それと並行して、世界の経営学上で注目されているのが、ティース教授の「ダイナミック・ケイパビリティ論」です。

 私がバークレーに留学しているとき、ティース教授と仲の良いオーライリー先生がティース教授の授業で特別講演をしてくたことを思い出します。

 

2019年1月28日 (月)

3月 ダイナミック・ケイパビリティの本の出版へ

2019年3月に以下の単著が、朝日新聞社出版から出版される予定です。久しぶりの単著です。ダイナミック・ケイパビリティ論について、できるだけ幅広く、優しく説明しています。

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ダイナミック・ケイパビリティの経営学

ー成功する日本企業には「共通の本質」があるー

 

2018年11月15日 (木)

ダイナミック・ケイパビリティ論の翻訳、ティース教授、エージェントにイライラ

先月、中央経済社から『ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論』という本が出版された。これと並行して、ディース教授のダイナミック・ケイパビリティ論の論文集の翻訳を出版する予定。

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

 ところが、この翻訳本は論文集なので、各論文が異なるジャーナルのために、翻訳権ととるのが厄介な状態。もう1年ぐらいになる。さすがに、エージェントは能力がないのではないかと思う。かなり頭にきている。

 そこで、面倒なので、ティース教授に直接、翻訳権が取れるように、お願いしたら、すぐに動き出した。中経の依頼しているエージェントはまじめに仕事しているのかどうか、本当に腹が立つ。中経ももっと良いエージェントに依頼すべきである。

2018年10月17日 (水)

経営学はいつも先端を追う学問である。

 長年、経営学を研究していると、思うことがある。

 最近は、エビデンス・ベースとか、統計的な手法とかはやっているが、このような手法は、基本的に平均値を中心として現象をとらえるものだ。                          

 しかし、経営学者は、平均値にあまり関心がない。平均値に対応する企業は多くの企業がすでに模倣してしまっている経営スタイルや戦略を展開している企業であり、それはもう過去の企業経営なのだ。                                              

 経営学者が関心があるのは、過去に関心あるのではなく、統計的には正規分布の右側の隅にある企業だ。数は少ないがこれが未来の企業であり、すでに起こっている未来なのだ。                                                                                

 具体的にいえば、アマゾンやグーグルのような企業だ。                                        

 同じように、経営学という学問に関しても、ポーターの競争戦略論や資源ベース論はすでに平均的な研究となっている。                                                                            

 いま、何といっても最先端な議論は、デイビット・ティースの「ダイナミック・ケイパビリティ論」である。経営学徒はぜひともこれを学んでほしい。                                                

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

2018年10月14日 (日)

なぜダイナミック・ケイパビリティ論にこだわるのか。

 私がなぜ最近ダイナミック・ケイパビリティにこだわっているのか。大抵の人は、それが最新の経営学だからだと思うだろう。そして、私がその創始者であるバークレーのティース教授のもとで勉強したからだと思うだろう。

 確かに、一部、その通りだ。しかし、それだけではこの理論はつまらないので、すぐに飽きてしまうのだ。

  私が、この議論にいまだ異常に関心を持っているのは、この議論が科学哲学や認識論に深く関係していることに気づいたからである。(正確にいえば、米国のバークレーに行って、このことに気づいたのだ。日本にいるときは、取引コスト理論で十分だと思っていた。)

 たとえば、オーディナリー・ケイパビリティ(OC)とダイナミック・ケイパビリティ(DC)は区別できないのかどうか。この問題は、タルスキーの対象言語とメタ言語の議論なくして解決できない。

 また、OCとDCを用いて、企業はどう進化するのか。これは、ポパーの批判的合理的な図式を利用することで説明できる。

 そして、ここから、最近、気が付いたのだが、あの難解なポパーの「雲と時計」の議論が深く関係してくることも分かってきた。

以上のような理由で、現在、ダイナミック・ケイパビリティ論の研究にこだわっているのである。

   上記のようなアカデミックな議論は、近いうちに単著としてアカデミックな本を出版する予定です。

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

2018年10月 7日 (日)

ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論のコメント

最近、発売された「ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論」中央経済社に関して、コメントなど、ありがとうございます。

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

粟屋さんのコメント:ブログ

http://bouchukan.seesaa.net/article/462038351.html

Aさんのブログ
https://ameblo.jp/aruboo/entry-12407271588.html

立正大学の永野さん

https://www.facebook.com/Rissho.bus/posts/584161038667005

東京都市大学の橋本君

https://hashimoto-seminar.jp/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E…/

光産業創生大学院大学の姜さん

https://www.gpi.ac.jp/media-news/20171012-3-99506/

2018年10月 4日 (木)

本格的な戦略経営論

  最近は、いろんな戦略論がでているが、しかし大抵泡のようにすぐ消えていくものだ。やはり、今日、多くの研究者が注目しているダイナミック・ケイパビリティを研究するのが王道だ。

  日本では、いまいち人気がないのだが、世界的にはダイナミック・ケイパビリティ論を抜きして戦略経営論は語れない。

  この議論は、わかりにくい、難解、眠くなると不評であるが、最新の議論なので、頑張って理解してほしいものだ。

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

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