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ダイナミック・ケイパビリティ

2024年3月10日 (日)

私の英語論文が SN Business& Economics誌 に掲載されました。

私の英語論文が SN Business& Economics誌 に掲載されました。

●これまで、企業は合理的に成功するか、あるいは非合理的に失敗するかという2分法で企業は分析されてきたが、実はその中間的な現象である「合理的失敗」や「非合理的成功」という不条理な現象があることを理論的に説明するものです。

●事例として、合理的に失敗したのはコダックで、それを回避したのは富士フイルムであることを説明しています。

●関心があれば、以下から一読お願いします。

Environmental change and rational failure of the firm: application of an integrated model of transaction costs and dynamic capacities

 

 

 

論文は以下で、読めます。

rdcu.be/dyihw

 

 

 

2021年2月12日 (金)

アミタ会長・社長との対談第1回ーダイナミック・ケイパビリティ論

菊澤です。

 

アミタ会長・社長の熊野氏との対談第1回目です。
ダイナミック・ケイパビリティ論に関する私の最新の考えが掲載されています。ダイナミック・ケイパビリティ論に関心のある方は、ぜひ一読お願いします。

 

--「VUCAの時代に求められる"エコシステム経営"と新たな価値を生み出す組織能力 "ダイナミック・ケイパビリティ"」

■掲載URL https://www.amita-hd.co.jp/vision/message/20210212.html

 

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2021年2月 8日 (月)

暗黙知、ゲシュタルト、ダイナミック・ケイパビリティ

 ダイナミック・ケイパビリティ論を研究していると、わからないことが出てくる。これを理解するためには、暗黙知やゲシュタルト心理学の知識が必要となるように思える。さらに、これを追求していくと、ドラッカーの議論も関係してくるように思える。

 

 学問というのはいたるところで関係しているものだ。

 

 改めて、マイケル・ポランニーの「暗黙知の次元」を読んでいる。内容がかなり難解である。しかし、これを突破すると、ダイナミック・ケイパビリティ論をめぐる謎も解ける可能性がある。

 

 

2021年2月 5日 (金)

日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティの連載第5回 最終回 コーポレート・ガバナンス

日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティの連載の最終回 第5回

コーポレート・ガバナンスに関して、日本ではエージェンシー理論にもとづいて社外取締役が重視されているが、ダイナミック・ケイパビリティ論の観点からは社内重役が重視されることを説明しました。エージェンシー理論とダイナミック・ケイパビリティ論の関係について、ぜひ一読お願いします。

 

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/020100005/

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2021年2月 3日 (水)

学問の連結性への驚き

 コロナ禍でずっと家に巣ごもりしていたので、いろんな本が読めた。若い時に、K.R.ポパーに心酔しすぎたために、許容力がなく、他の学派がすべて敵に見えた。そのため、他の学派の研究書を読む機会を失った。そして、今になって読むことになってしまった。

  たとえば、フランクフルト学派のホルクハイマーやアドルノ。2人はすごい、本当に勉強になる。さらに、ポパーの「歴史主義の貧困」で気になっていた2つの「全体」についても読みなおした。さらに、ドラッカーの50年代の著作。そして、今はやりのダイナミック・ケイパビリティ論など。

 これらは、全然異なる分野の人たちであり、まったく関係ないと思っていたが、実は共通点がある。ゲシュタルト心理学である。ということで、ゲシュタルト心理学についても研究してみたところ、驚いた。クーンのパラダイム論、ポラニーの暗黙知、ホルクハイマーのカント論、ポパーの全体論、ドラッカーのポストモダン、ダイナミック・ケイパビリティ論が連結してきたのである。

 こういったことが、学問のおもしろさである。

 

 

2021年1月22日 (金)

日経ビジネスの「ダイナミック・ケイパビリティ論」連載 第3回目

日経ビジネスの「ダイナミック・ケイパビリティ論」連載 第3回目

 

今回は日米独組織を比較し、ダイナミック・ケイパビリティと相性の良い日本型組織が、「働き方改革」によって硬直化する可能性があることを説明しました。

 

危ない「働き方改革」、実は変革に向いた日本の組織

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/011900003/

 

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2021年1月15日 (金)

日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティ論 第2回目

 日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティ論の連載の第2回目。

 今回は、少し理論的な内容です。菊澤ゼミの学生には、すでにお馴染みのものですが、ダイナミック・ケイパビリティ論を経済学的に説明してみました。「ダイナミック・ケイパビリティの経済学」と呼びうる内容です。

 昨年末に発行された「三田商学研究」の堀越先生の退官記念号に、もっと詳細な論文を書いているので、そちらも関心があれば、読んでみてください。

 ダイナミック・ケイパビリティ論をより理論的に理解には絶対に役立つと思いますので、ぜひ一読をお願いします---

合理的に失敗する閉じた組織、合理的に変革に向かうオープンな組織

 

第2回 ダイナミック・ケイパビリティ論

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/011300002/

第1回 ダイナミック・ケイパビリティ論

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/122500001/

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2021年1月 7日 (木)

「日経ビジネス」で、拙稿の「ダイナミック・ケイパビリティ」の連載が始まる

「日経ビジネス」で、ダイナミック・ケイパビリティについての私の連載が始まりました。関心のある人は、ぜひ一読してください。紙媒体の方は、1月11日発売「日経ビジネス」となります。最初は、不条理論から初めて、今後、不条理の解決案としてダイナミック・ケイパビリティ論を展開していきます。

●「日経ビジネス」のサイト

第1回 ダイナミック・ケイパビリティ論

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/122500001/

第2回 ダイナミック・ケイパビリティ論

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00133/011300002/

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2020年11月 4日 (水)

ダイナミック・ケイパビリティについてのセミナー案内

スコラ主催のZoomセミナーで、ダイナミック・ケイパビリティ論のお話をします。関心のある人はぜひ参加してください。

 

●スコラのサイト

http://scholar.co.jp/seminar/detail.php?id=104

 

●スコラでの対談

http://www.scholar.co.jp/method/Opinion/Opinion1/

2020年8月18日 (火)

ダイナミック・ケイパビリティと改革

日本企業は、これまで総合職、一般職、その他というおざっぱで柔軟な組織、そして多くの現金の保有で不確実に対応してきた。それゆえ、ダイナミック・ケイパビリティが発揮しやすかった。ところが、政府の政策は、欧米流に職務給とし、そして留保現金は株主に還元すべしだとする。真逆である。ニューノーマルとは、今後、不確実や変動が日常的になるということでもあるということなのに。

●拙著

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023317705/kikuzawakensh-22

 

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