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2022年11月19日 (土)

指導者の不条理ー黒い空気の研究

12月16日に拙著『指導者の不条理』がPHP新書として発売されます。

3年ぶりに本を書きました。これが、不条理研究の最終版です。

テーマは、「不条理」、「黒い空気」、「カント哲学」です。

 

「黒い空気」を知らない人は合理的行動で失敗する。
佐藤優氏推薦!
(作家・元外務省主任分析官)

人と組織は合理的に失敗する。とくに日本の組織において表面化するこの「不条理」のメカニズムの解明に長年挑んできた著者。その積年の研究を発展させ、経営学者、組織論の研究者としての「不条理」研究の集大成として書き下ろしたのが本書である。
失敗する組織内では、指導者たちの合理的な判断によって、「やましき沈黙」が生じる。そして、どこかに潜んでいた「黒い空気」が、いつのまにか組織全体を覆ってしまうと著者はいう。
日本の「空気」の研究においては、これまで故・山本七平氏の論が多くの読者に支持を得てきたが、グローバル化にのみこまれ、変質し続ける日本社会において、その論を超える社会・組織の分析が必要とされているなか、著者は自らの幅広い学問知識を援用してこの難題に挑戦した。
日本近代の戦史から現代の企業経営史まで、絶えることのない「不条理」現象に着眼し、最新経済学やダイナミック・ケイパビリティ論などの経営学、さらにはカント哲学を援用して、組織を汚染し、破滅に至らせる病への処方箋を、現代を生きるリーダーに向けて提示する。
悲劇の戦史からの学びを、自らの仕事・経営に生かすことを願うリーダーたちに贈る著者渾身の書き下ろし!

【本書の構成】
序章◆日本の戦史にみる失敗の真因――指導者は不条理な「黒い空気」に覆われて失敗する
第1章◆「不条理」への経済学的挑戦――戦史にみる「黒い空気」発生のメカニズムと最新経済学
第2章◆「不条理」への経営学的挑戦――ダイナミック・ケイパビリティ論とドラッカー経営論の援用
第3章◆「不条理」への哲学的挑戦――哲学者カントの「理論理性」と「実践理性」の援用
結章◆不条理な「黒い空気」に支配されないための処方箋――「理論理性」と「実践理性」の重層的なマネジメントが鍵となる

●アマゾンで予約できます。

https://www.amazon.co.jp/%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%EF%BC%89%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%9D%A1%E7%90%86-%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AB%E6%BD%9C%E3%82%80%E3%80%8C%E9%BB%92%E3%81%84%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%8F%8A%E6%BE%A4-%E7%A0%94%E5%AE%97/dp/4569853676/ref=sr_1_19?qid=1668673365&s=books&sr=1-19&text=%E8%8F%8A%E6%BE%A4%20%E7%A0%94%E5%AE%97&fbclid=IwAR094aokxoa2b4qrAnyIJ0eujEvyJLNVDkoHcN6XQTE39p0bPnn2Tvw1NcQ

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