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2020年12月21日 (月)

日本経営学会シンポジウム

土曜日に、日本経営学会シンポジウムが開催された。
私が担当理事で、テーマは以下のものであった。

 

テーマ:世界最高峰の経営学は日本企業に役立つのか?
―ダイナミック・ケイパビリティ論、両利き経営論、そしてレッド・クイーン論―

 

趣旨説明でも述べたが、最近の経営学研究者はあまり学説の研究をしないで、事例研究を行う人が多い。しかし、学説や理論やフレームワークの不明確な事例研究はつまらない。なぜか。常識という知識にもとづいて分析しているからだ。また、日本の有名企業ではインタビューなどが難しいので、大抵、中小企業の研究になってしまうものだ。

 

今回のシンポジウムは、個人的には面白かったし、レベルも高かった。私は、勉強不足でレッド・クイーン論については名前は知っていたが、詳しく知らなかったので、今回の報告やコメントを聞いて、非常に勉強になった。

 

さらに、今回、明らかになったことは、これら3つの理論はいずれもサイモン=マーチつまりカーネギー学派だということだ。やっぱりサイモンやマーチはすごいね。かつて、野中先生がナレッジ・スクール(学派)という言葉を使ったら、カーネギー学派のウインターから、経営学にはカーネギー学派以外にはないといわれたそうだ。傲慢な発言だが、確かにその影響は強いと思う。

 

いずれにせよ。久しぶりに面白い学会であった。

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