責任とは(ミニマ・モラリア)
最近の政治家は悪事をしても、選挙で選ばれたからと自己正当化する。そして、選挙で落ちることが、その悪事の「責任」をとることになるという。これは、他律的な考えである。それは他人によって責任を取らされるということだ。
責任とは自ら自律的に行動し、その自由な行為に対して、自ら責任を取ることを意味する。他人に取らされるものではない!
他人に取らされるような責任とは、力学的に動く物質のようなもので、人間的なものではない。
« カントとフランクフルト学派 | トップページ | ダイナミック・ケイパビリティについてのセミナー案内 »
「ミニマ・モラリア」カテゴリの記事
- もののあわれ(2020.12.03)
- 責任とは(ミニマ・モラリア)(2020.10.28)
- アドルノの魅力(2020.08.19)
- アドルノの否定弁証法(2020.08.19)
- リーダーのミニマ・モラリア3(2020.08.18)