三田祭 菊澤ゼミの展示室 南校舎5階455室
三田祭で、菊澤ゼミの研究を展示発表します。学生が説明してくれますので、ぜひ来てください。 https://t.co/fl0YR3UUv8
— Kenshu Kikuzawa (@kikuzawajp) 2019年11月19日
「兵法」のリーダーシップ: ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー 02月号
ここでは、「リーダーの心理会計」という論文を書いています。この論文の本質は「取引コスト理論」と「経済心理学」を結びつけている点で、辻政信の行動分析ではありません。 (★★★★★)
菊池 敏夫: 企業統治(コーポレート・ガバナンス)の国際比較
この本の一つの章を担当しております。この本は比較的よくまとまっています。 (★★★★★)
経営学史学会: ガバナンスと政策―経営学の理論と実践
この本の中に私の以下の論文が入っています。
「コーポレート・ガバナンス政策としての時価主義会計ーM.ジェンセンのエージェンシー理論とF.シュミットのインフレ会計学説の応用ー」97ー107ページ。
エージェンシー理論にもとづいて、時価主義の効率性を説明しています。
(★★★★★)
DHBR: Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 04月号 [雑誌]
私の論文「クラウゼヴィッツかリデル・ハートか」が掲載されています。取引コスト理論でゲーム業界を分析しています。好評でした。 (★★★★★)
佐久間 信夫: 企業統治構造の国際比較
私もこの本の1章を担当しております。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 市場と財務の相互作用論―一般均衡理論とドイツ経営経済学
本書は、私が若いときに書いたドイツ経営学の本です。会計構造をミクロ経済学理論(一般均衡理論)によって分析し、説明しようとする大胆な目的をもった本です。現代風にいうと「会計制度の経済分析」というタイトルがあてはまります。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 日米独組織の経済分析―新制度派比較組織論
本書は、組織の経済学理論にもとづいて、日米独の経営組織を比較制度分析したものです。
第一部では、最近、大学レベルで流行っている組織の経済学理論あるいは新制度派経済学を数学を一切に用いずに非常にやさしく説明してあります。取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論に関心がある人は、一度読んでみてください。
(★★★★★)
菊澤研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか
本書は、あの不朽の名著「失敗の本質」と逆の主張をしている点でも、注目して頂いています。これまでの多くの軍事史家は、日本軍が非合理であったために失敗したとしていますが、本書では日本軍が合理的に失敗したことを理論的に説明しています。とくに、本書では「ガダルカナル戦での日本軍の失敗」と「インパール作戦での日本軍の失敗」を分析しております。
(★★★★★)
菊澤研宗: 比較コーポレート・ガバナンス論
私の4冊目の本です。第1回経営学史学会賞を受賞しました。 (★★★★★)
スティーヴン・レヴィット: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
シカゴ大学の先生らしい本のようです。
Rose Friedman: 選択の自由―自立社会への挑戦
シカゴ学派の総帥、フリードマンの古典。英知にあふれている。 (★★★★★)
リチャード・H. セイラー: 市場と感情の経済学―「勝者の呪い」はなぜ起こるのか
私の好きなR.セーラーの行動ファイナンス、経済心理学の本です。 (★★★★★)
真壁 昭夫: 最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
行動ファイナスの入門書です。 (★★★★)
ヨアヒム・ゴールドベルグ: 行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
行動ファイナンスの入門書。非常にやさしく、わかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
多田 洋介: 行動経済学入門
経済心理学の入門書。 (★★★★★)
小林 秀之: 「法と経済学」入門
法と経済学分野の定番、非常にわかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
宍戸 善一: 法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察
法という制度を経済学的に分析する分野のやさしい教科書。 (★★★★)
キム・クラーク: デザイン・ルール―モジュール化パワー
モジュール組織論を最初に言い出した本 (★★★★★)
国領 二郎: オープン・アーキテクチャ戦略―ネットワーク時代の協働モデル
気になる本です。 (★★★★★)
青木 昌彦: モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質
この本は、最新の組織デザイン論を扱っている面白い本です。 (★★★★★)
ジェイ・B・バーニー: 企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
バーニーの戦略論も大幅に取引コスト理論やエージェンシー理論を取り入れています。ただ少し、中身がだらだらしている感じです。
デビッド J.コリス=モンゴメリー: 資源ベースの経営戦略論
この本は、戦略の経済学に近く、新制度派の諸理論を取り入れています。モンゴメリーの夫が、リソース・ベイスト・ヴューの開発者の一人、ウエルナー・ワーナフェルトだとは知りませんでした。
オリバー・E. ウィリアムソン: 現代組織論とバーナード
これは、ウィリアムソン編著の論文集です。ここには、オリバー・ハートの論文が入っています。ただし、訳にかなり問題あり。
オリヴァー・イートン・ウィリアムソン: 市場と企業組織
ウイリアムソンの初期の取引コスト理論の翻訳です。 (★★★★★)
Sytse Douma: Economic Approaches to Organizations
これ3版ですが、4版がでているようです。この本は、組織の経済学のやさしい教科書です。ただし、所有権理論が欠如しています。 (★★★★★)
エドワード・P. ラジアー: 人事と組織の経済学
人事に関する経済分析の本です。 (★★★★★)
Eirik G. Furubotn: Institutions And Economic Theory: The Contribution Of The New Institutional Economics (Economics, Cognition, and Society)
この本は新制度派経済学を広く網羅していると思います。筆者はドイツ系の学者です。フルボトンは、所有権理論で有名な人です。 (★★★★★)
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、マイケル・ジェンセンの実証的エージェンシー理論の論文集です。エージェンシー理論によるコーポレート・ガバナンス分析に関心ある人は必読です。
Harold Demsetz: The Organization of Economic Activity
これは、デムゼッツの所有権理論の論文集です。すばらしい論文集です。 (★★★★★)
柳川 範之: 契約と組織の経済学
この本は、所有権理論やエージェンシー理論を中心とする最新の研究を非常にやさしく解説した本であり、初心者でも読みやすくなっています。ただし、取引コスト理論の説明はありません。 (★★★★)
ダグラスC. ノース: 制度・制度変化・経済成果
この本は、所有権理論を歴史に応用し、ノーベル賞を受賞したダグラス・ノースの本で
す。ここでは、制度変化について説明していますが、内容はかなり難解でいくぶんもやもやした感じです。しかし、多くのインプリケーションがありますので、ぜひ読んでみる価値があると思います。
(★★★★★)
デイビッド ベサンコ: 戦略の経済学
この本は、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を数学をほとんど使わないで比較的わかりやすく説明し、応用しています。数学を使っていないために、逆にだらだらした感じもしますが、上記の「組織の経済学」と併用するとよいと思います。とくに、この本では、企業の境界問題が充実していると思います。
(★★★★★)
ポール・ミルグロム: 組織の経済学
組織の経済学で最も有名な本です。内容は非常に充実しています。しかし、私の個人的な感想からすると、かなり読みづらい本でもあります。とくに、ミクロ経済学にふれたことのない人には、つらい本かもしれません。みんなで一緒に読むことを勧めます。
(★★★★★)
Jack J. Vromen: Economic Evolution: An Enquiry into the Foundations of New Institutional Economics (Economics As Social Theory)
このブローメンの本は、進化経済学をうまくまとめています。現在、進化経済学の研究は、アルチャンのダーウイン主義、ネルソンーウインターのラマルク主義、進化ゲーム論の三つの方向がありますが、これらをうまくまとめています。しかも、ヨーロッパの研究者らしく私の好きなポパーの進化論的認識論についても言及しています。
(★★★★★)
Richard R. Nelson: Evolutionary Theory of Economic Change (Belknap Press)
この本は進化経済学の原点となる本の一つです。非常に有名な本ですが、いまだ翻日本語に訳されていません。私が留学していたニューヨーク大学スターン経営大学のドクターコースの学生が私に奨めていた本です。この進化論の分野は、非常におもしろいので、今後、もう少し研究する必要があると思っています。
Oliver Hart: Firms, Contracts, and Financial Structures (Clarendon Lectures in Economics)
この本は、オリバー・ハートの有名な所有権理論の本であり、契約理論の原点といわれている本です。やや数学的です。契約理論に関心のある人は、この本を避けて通ることができないでしょう。ハートの顔を写真で見ましたが、とてもスマートな上品な感じがしました。彼によると、この分野は数学的に定式化するのが難しい分野で、かなり苦労しているとコメントしていました。このハートの著書に関して、上記のデムゼッツによる批判的書評もおもしろいので、ぜひ併読を勧めます。
(★★★★★)
John W. Pratt: Principals and Agents
この本の中にアローのエージェンシー理論をまとめた有名な論文"The Economics of Agency"が入っています。この論文で、隠れた知識問題としてのアドバースセレクション現象と隠れた行動問題としてのモラルハザード現象が非常にうまく区別され説明されています。
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、実証的エージェンシー理論に関するジェンセンの論文集です。ジェンセンのエージェンシー理論の論文は、よく知られていますが、日本ではそれほど読まれていないのではないでしょうか。この本もじっくりと読んで見ると、エージェンシー理論によって会計、ファイナンス、組織が幅広く分析できることがわかってきます。
(★★★★★)
Oliver E. Williamson: The Mechanisms of Governance
この本は、取引コスト理論をコーポレート・ガバナンスの問題やコーポレート・ファイナンスに応用した論文集です。この本は、非常にインプリケーションが多い本だと思います。 (★★★★★)
ロナルド・H. コース: 企業・市場・法
この本は、取引コスト理論や所有権理論に関するコースの論文集。1937年に、つまり第二次大戦前に取引コスト理論の論文が発表されていたことに驚かされます。また、「法と経済学」という新分野の先駆けとなった論文「社会的費用の問題」の長さにも驚かされます。読む度に、新しい発見のある素晴らしい本です。数学では表せないコースの英知であふれています。とにかく、時間をかけてじっくり読んでみたい本です。
(★★★★★)
岩井 克人: 会社はこれからどうなるのか
この本は非常にいい本です。一度は読むべきです。 (★★★★★)
小佐野 広: コーポレートガバナンスの経済学―金融契約理論からみた企業論
組織の経済学的な議論がまとまっています。 (★★★★)
菊澤 研宗: 比較コーポレート・ガバナンス論―組織の経済学アプローチ
私の本です。 (★★★★★)
Jonathan P. Charkham: Keeping Good Company: Corporate Governance Ten Years On
チャーカムの有名なガバナンスの本
各国のガバナンス・システムが比較されている。 (★★★★★)
三田祭で、菊澤ゼミの研究を展示発表します。学生が説明してくれますので、ぜひ来てください。 https://t.co/fl0YR3UUv8
— Kenshu Kikuzawa (@kikuzawajp) 2019年11月19日
今日は、東レ研究所主催の講演会を大手町の経団連会館で行いました。経団連会館にたくさんの人が来てくれて(2階席にも人がいたので驚きました)、とても気分よく、お話させていただきました。
今回は、少しダイナミック・ケイパビリティの話を多くして、お話しました。今後は、日本の製造業のデジタル化との関係について、もっと深くお話してみたいと思っています。
講演後、有名企業の偉い方が、数名、挨拶に来ていただき、私の哲学的な議論に関心を示していただき、恐縮しています。
来年は、この同じ会場(経団連会館)で、日本経営学会の全国大会の懇親会を行う予定です。研究発表会場は、慶大の三田キャンパスです。パラリンピックと重なるので、たくさんの人がきてくれるかどうか、大会委員長として、いまから少し不安です。
三田キャンパスも経団連会館も素晴らしい場所ですので、ぜひ多くの方々に参加していただきたいと思います。
菊澤ゼミの説明会。
たくさんの2年生が来てくれてありがとう。また、菊澤ゼミの3年生、ご苦労さまでした。
次回は、私が説明しますので、関心のある2年生はぜひ参加してください。
そのあとに、オープンゼミもありますので、ぜひ参加してください
個別説明会に来てくださったみなさん、本当にありがとうございました☺️
— 菊澤研宗研究会2019 (@kikuzawa2019) 2019年10月31日
お陰様で大盛況でした🎉
次は11/8です🌱
この日は菊澤先生もいらっしゃいます👓
奮ってご参加下さい🌟 pic.twitter.com/rHlMsJSWK8