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2018年10月 3日 (水)

ダイナミック・ケイパビリティは経営者能力か組織能力か

  ダイナミック・ケイパビリティとは、

(1)感知すること(Sensing)

(2)補足すること(Seizing)

(3)変容すること(Transforming)である。

 理解しやすくするために、このような能力は経営者能力と言いたいだろう。小さい企業ではそれでもいい。

  しかし、多国籍企業のような大きい企業の場合はどうか。この場合、経営者は、常に環境の変化を感知することができるだろうか。有限な能力では難しい。

  やはり、「現場」が変化を感知したり、「海外子会社」が現地の変化を感知することになる。このとき、ダイナミック・ケイパビリティは経営者の能力ではなく、組織の能力だといえるだろう。

  以上の理由で、最近、ダイナミック・ケイパビリティ論をめぐって心理学的認知論的な研究が流行っているが、それでは企業行動を十分に説明することはできないだろう。

 

以下の本の第11章と第8章などを読んでほしい。

 

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

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