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2018年9月26日 (水)

ダイナミック・ケイパビリティ論

 ダイナミック・ケイパビリティ論は、日本では、わかりにくい、難解、眠くなるといわれているが、今回の本(菊澤編)『ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論』では、できるだけわかりやすく説明しているので、ぜひ一読お願いしたい。                         

 

 難解なので、よく簡単なアイゼンハートの解釈論文を利用する人がいるが、やはりダイナミック・ケイパビリティ(DC)はデイビット・ティースである。彼によると、アイゼンハートのDCはオーディナリー・ケイパビリティ(OC)の話であり、DCではないのだ。                                                             

以下のように解釈するとわかりやすい。                                                 

 OCは利益最大化、効率性を高める通常能力=パラダイムの精緻化能力

(新古典派経済学)

 DCは付加価値、付加価値労働生産性を高める動態能力=パラダイムの変革能力

(進化論的)

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論

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