経営戦略ではなく、戦略経営論
新編著『ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論』が本屋の店頭に並び始めたようです。執筆者の一人、楊さんから、写真が届きました。
今回の本のタイトルに関して、なぜ「経営戦略論」ではなく、「戦略経営論」なのか。
デイビット・ティースは、ダイナミック・ケイパビリティと「戦略」とを区別しています。ダイナミック・ケイパビリティと「良き戦略」が組み合わされて、企業は成長するというのです。
とすると、ダイナミック・ケイパビリティ論は、戦略論それ自体ではなく、戦略を意識した経営論となります。
以上の理由で、「戦略経営論」となったわけです。
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