昨日の講演:株主主権論からステークホルダーズ論へ
昨日は、日経新聞社でアジア未来経営研究セミナーで、講演しました。日本の各有名企業の将来を背負う優秀な方々とお話できて、とても有意義でした。
最近の私は、1990年代以降に導入された米国流株主主権論に反対しています。それは、日本企業とミスマッチを起こしているのではないかと思っています。したがって、それ以前の企業は従業員のもの、社会のものという考えを好んでいます。
理論的にいうと、静学的な新古典派経済学の市場理論よりも、シュムペーターやドラッカーの経済社会発展論の方が日本企業には合うと思っています。
今後、この方向で理論的に議論を進めたいと思っており、日本企業、日本の経営者には頑張ってほしいと願っています。
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