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2018年1月

2018年1月31日 (水)

慶應MCCで「戦略学」の講座を開講します。

4月から慶應丸の内シィティキャンパスで、戦略学の講座を開講します。

いろんな優秀な人たちが参加してきます。

その知的交流が面白いです。

関心のある方は、ぜひ参加してください。

 

●MCCサイト:講座の説明

http://www.sekigaku-agora.net/c/2018/kk2018a.html

 

●拙著『戦略学』

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

1月は3回の講演を行いました。

1月に入って、3回の講演を行いました。

(1)経営道フォーラムでの講演

アイヒマン問題からはじめて、カント、ドラッカー、小林秀雄の話をさせていただきました。経済合理主義だけではなく、人間主義的なマネジメントの必要性を説明しました。

 

(2)慶應義塾大学商学会での報告

ここでは、大和特攻を事例にして、日本人の無責任構造の本質迫ってみました。丸山真男、山本七平なのどのお話をしました。この日は、教授会が長くて、疲れ果てました。

 

(3)機械産業国際競争力委員会での講演

ここでは、大和特攻の事例を用いて、日本人の空気支配、空気決定の本質についてお話しました。取引コスト理論、ダイナミック・ケイパビリティ論、カント、ドラッカー、小林秀雄についてお話させてもらいました。

 

結構、疲れました。

 

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菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2018年1月22日 (月)

プレジデントの記事ー日本の不祥事分析

菊澤です。

「プレジデント」で書いた記事がweb上で読めるようになりました。

最近の日本企業の不祥事について、取引コスト理論で分析してみました。

関心があれば、ぜひ一読お願いします。

 

●プレジデント online

http://president.jp/articles/-/23642

 

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菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

2018年1月18日 (木)

菊澤の不条理とカミュの不条理との関係

  これまで、私は「不条理」の研究をしてきたが、カミュの不条理文学とはまったく無関係なものとして、研究したきた。

 

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

 

しかし、やはり関係があるように思える。

 

(1)カミュは、「異邦人」という小説を発表したとき、「シュシュポスの神話」という論文も同時に発表している。カミュの不条理論は、実存主義への反論でもあるという。

 

(2)実存主義とは、神はいない。真理は獲得できない。ヨーロッパをニヒリズムが支配する中、普遍的な真理を目指すのではなく、自分自身の実在は確信できることから、自分自身が信じる個人的な真理、自分自身が目指す個人的目的を追求して生きることによって、自己の存在を確信できるというような議論である。

 

(3)この実存主義への反論が、カミュの不条理論だと思う。それは、シーシュポスの神話が事例である。

 シーシュポスは、神を欺いたので、神に岩を山頂にまで運ぶといった罰を負う。しかし、山頂まで運ぶと、また岩が下に転がり、これを永遠に行うことになる。

 

(4)これは、個人的には合理的な行動であるが(実存主義)、全体としては無意味なのだ。つまり、個別合理的と全体合理性が不一致のことを不条理と言っていると解釈すると、私の研究している不条理論と、カミュの不条理論は一致することになる。

 

この関係については、さらに今後追求してみたい。

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2018年1月 5日 (金)

日本的経営学

     明治維新から150年。以来、日本は、長年、西欧を追いかけてきた。坂の上の雲だ。しかし、いまだに、日本経済は米国経済と異なっている。

   これをどう解釈するのか。遅れているとみなすのか、日本は固有の構造をもっているとみなすのか。私は、後者だと考えている。だから、日本は世界標準から遅れているという論者については非常に懐疑的だ。

 やはり、日本固有の経営学について考える必要があると思う。経営者は株主の代理人ではないのだ。この意識は、アングロサクソンの新古典派経済学に汚染された経済学者よりも、経営学者の方が強いと思う。

    新古典派市場の経済学は、市場の効率性は説明できるが、絶えず発展している資本主義社会の動学性を説明できない。これを説明しようとしているのは、シュムペーターであり、ドラッカーであり、クリステンセンであり、ティースのダイナミック・ケイパビリティ論なのだ。 

  経営学は金儲け学問ではないか? この疑問を十字架のように背負ってきた経営学者は、いまこそ経営学は金儲け学問ではないことを論証しなければならない。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

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