インパール作戦はいまでも考察する価値がある。
昨日のNHKのインパール作戦は面白かった。
第15軍司令官牟田口廉也中将は、「5000人死ねば(日本兵)、あれは取れる」
といった感じで作戦を展開していたという。
これを、若き齋藤少尉が聞いて、愕然としており、
最後にいまだ生存している彼がこれを思い出し、
号泣している姿は、まさにドラマだった。
しかし、牟田口のように、前線で長く戦っていた人間は、
感覚がマヒするのではないか。
よく、兵士がはじめは死体をみて驚いたが、
そのうち慣れてきて何とも思えなくなったという
証言をしているように。
こういったことを考えると、ベテランとか、現場主義とか、
業績主義だけでは、限界があることがわかる。
環境に鈍感になるのだ。
●インパール作戦に関心のある人は
« 講談社「現代ビジネス」記事掲載:空気、忖度、そして大和特攻 | トップページ | ケイパビリティ・アプローチ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 行き着くところはゲシュタルト心理学(2021.01.19)
- 日本政府、組織の不条理(2021.01.05)
- リスクと不確実性 どちらも解けない。(2020.08.18)
- 謹賀新年 最近の本の傾向(2020.01.04)
- サガン鳥栖について(2019.02.24)