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2017年4月18日 (火)

限定合理性、コスト、組織の不条理

 多くの人たちが、「限定合理性」という言葉に戸惑っているかもしれません。しかし、その言葉の真の意味を追求しても無意味です。無限後退するだけです。

科学における言語は、すべて現象を説明するための道具です。

以下のような理解も可能です。

完全合理性=ある種のコストXがなし=0

限定合理性=ある種のコストXが発生>0

合理的人間は損得計算し、もしプラスなら行動し、マイナスなら行動しない。

完全合理性の人間:ベネフィット>コストならば行動する

限定合理性の人間は、ある種のコストXも計算に含めるので、以下の不等式が成立し、完全合理性とは異なる行動をするのである。

限定合理性の人間:ベネフィット<コスト+コストX 行動しない。

これが、不条理現象なのである。

関心のある人は、拙著『組織の不条理』を読んでみてください。

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

菊澤 研宗: 組織の不条理 - 日本軍の失敗に学ぶ (中公文庫 き)

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