2月の東京での講演
2月10日に、米国大使館横のANAインタコンチ・ホテルで講演を行った。ぴったり60分。
もともと軍隊の事例をまじえて「組織の不条理」の話をお願いされていた。しかし、本が売り切れていたために、事前に本を参加者に配布できないということで、ドラッカーに変更。経済合理的マネジメントと人間主義的マネジメントの補完性についてお話した。
ヴェーバー、アーレント、アイヒマン、カント、ドラッカー、そして小林秀雄などの話を通して、最近、私が考えている自律、責任、真摯さ、「気品」、大和心などの関係についてお話した。そして、日本の経営者が守るべき伝統とは何かについても説明させていただいた。
今回の新しい試みは、「品」とか「気品」とは何か、これらの言葉を初めて取り入れてみた。たぶん、違和感なく、説明できたように思える。
最後に、超有名企業の顧問の方から、今日の話を聞いて、これまで展開してきた自分たちの経営が間違いなかったという確信を得たとい有難いコメントを頂き、大変、恐縮している。
●『組織の不条理』文庫版
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