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2016年6月 4日 (土)

偉大な学者の論文の効用

  経営学という学問は、現実的でドロドロし複雑な学問なので、ときに疲れてしまうときがある。こういったとき、私は哲学者の論文を読むことにしている。心が洗われる。

 

「哲学者がおこなうことがらの一つで、しかも彼の最高の業績のうちに位することがらの一つは、それまで誰も気づかなった謎、問題、パラドックスに気づくことである。このことは、その謎を解くよりもはるかに偉大な業績である。」By ポパー

 

  ここから、ポパーは自然科学の謎を発見したカントの話へと進む。

 

 a=bが真であるとき、a=ba=aから区別すことは不可能であるように思える」Byフレーゲ

 

   これは、カントの分析命題と総合命題の区別へのフレーゲの挑戦である。フレーゲは、意味は同じだが、意義は異なるという形で議論を進める。

 

  この数学者フレーゲの話をもう少し詳しくいうと、以下のような疑問をフレーゲは持っているようです。

(1)a,b,cをそれぞれ三角形の各頂点とその対辺の中点とを結ぶ線分であるとする。

(2)さらに、aとbの交点をAとし、 bとcの交点をBとする。

このとき、A=A、A=Bが成り立つ。

二つは区別できるか?

カントは、A=Aを先験的に正しい分析命題とし、A=Bは経験的テストが必要な総合命題だとして区別しました。

菊澤 研宗: 組織の経済学入門 改訂版

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菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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