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2016年3月12日 (土)

ダイナミック・ケイパビリティ論の外在史

理論史・学説史研究おいて、理論内容それ自体の研究を「内在史」といい、理論を取り巻く社会的状況の研究(たとえば作者の生い立ちや当時の社会情勢など)を「外在史」という。

 

ダイナミック・ケイパビリティ論をめぐる「外在史」として興味深いのは、女性の役割が大きい点である。

創始者は、デイビット・ティースだが、その後、この議論に絡んできたのは、ティース教授が指導したショウエン女史(香港大学)、アイゼンハート女史(スタンフォード)、ヘルファット女史(ダートマス)、そしてぺトラフ女史(ダートマス)たちである。

 

米国経営学学会における女性研究者の地位を高めているという点でも、ダイナミック・ケイパビリティ論は面白い。

 

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