科学と哲学:カント、ヴェーバー、小林秀雄
カント、ヴェーバー、小林秀雄を研究していて、やっと以下の等式がすっきりしてきました。これまで、カントの自律性・自由とヴェーバーの価値との関係が、もやもやしていたのですが、少しすっきりしました。
(1)カントの自律性(実践理性)=ヴェーバーの価値合理性=小林秀雄の大和心=哲学
(2)カントの他律性(理論理性)=ヴェーバーの目的合理性=小林秀雄の漢心=科学
菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学
最新作です。アマゾンで予約可能になりました。
菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論
最新の戦略経営論です。戦略経営論に関心のある人には、必読です。
菊澤研宗: 改革の不条理 日本の組織ではなぜ改悪がはびこるのか (朝日文庫)
拙著『組織の不条理』の姉妹編です。現代の不条理現象を分析しています。
菊澤 研宗: 組織の経済学入門 改訂版
改訂版です。ほとんど同じですが、少しクールな感じです。
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
2016年2月で5刷となりました。
菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)
ドラッカー、カント、小林秀雄です。
野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
私の論文も掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。
David J. Teece: Dynamic Capabilities and Strategic Management
最近、注目されているダイナミック・ケイパビリティの本
経営哲学学会: 経営哲学の授業
経営哲学の本がやっとできました。面白いですので、ぜひ買ってください。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書)
東電の吉田所長の行動の意味を理解するために、読んでもらいたい。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
キュービックグランドストラテジーについて知りたい人はこれを読んでください。
菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理
私の新著です。読みやすくなっています。関心のある人はぜひ一読お願いします。
NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 上
NHKスペシャルの本
TVでは見れない私のインタヴューが掲載されています。
菊澤 研宗: 企業の不条理
新著です。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
新書『戦略の不条理』をさらに詳しく知りたい人
ガバナンスの比較セクター分析―ゲーム理論・契約理論を用いた学際的アプローチ (比較経済研究所研究シリーズ)
この本の第4章を書いています。 (★★★★★)
週刊ダイヤモンド別冊 歴学(レキガク) 2010年 1/11号 [雑誌]
コラムに、ヴェーバーのプロ倫について書きました。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書 426)
祝!はやくも増刷
孫子、山本七平、クラウゼヴィッツ、リデルハート、ロンメル、ハンニバル、ナポレオンについて解説し、新しい戦略の哲学、キュービック・グランド・ストラテシー(立体的大戦略)を提唱する。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)
もうすぐ発売されます。「文庫化のためのあとがき」をぜひ読んでください。 (★★★★★)
神田 昌典: 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100
拙著『組織の不条理』も100に選ばれています。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
祝2刷です。
菊澤研宗: 新著『戦略学』ダイヤモンド社
やっと発売されました。私の新しい本です。この本では、世界を物理的世界、心理的世界、知性的世界に分けて考え、従来の戦略論が物理的世界を対象とするものにすぎないこと、また心理的世界を対象としているのが行動行動経済学、さらに知性的世界を対象としているのが取引コスト理論だとし、何よりも企業が生き残るにはこれら三つの世界にアプローチするような立体的大戦略(キュービック・グランド・ストラテジー)が必要だということを説明しています。というのも、ひとつの世界だけを対象にした戦略だけでは、別の二つの世界で変化が起こったとき、淘汰されてしまうからです。
(★★★★★)
菊澤 研宗: なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか (扶桑社新書 16)
新書『命令違反が組織を伸ばす』の現代企業版です。
こちらの方がやさしく書いてあるので、関心のある人はぜひ買ってよんで見てください。その後で、『命令違反』を読むと、分かりやすいかもしれません。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書 312)
組織内の人間は、ある程度、失敗することが予測できたとても、そこに行かざるをえないことがある。このような失敗を「不条理な失敗」と呼びたい。このような不条理な失敗を回避する最終解決案は「命令違反」である。命令違反は常に悪しきものではなく、良い命令違反もある。そのような命令違反をも扱う新しいマネージメントが必要であることを、太平洋戦争の日本軍を事例にして説明する。 (★★★★★)
菊沢 研宗: 組織の経済学入門―新制度派経済学アプローチ
祝!5刷です。
最新の私の単著です。
取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論をやさしく解説した本、その他、進化経済学、行動経済学、法と経済学、ゲーム理論にも触れていますので、お買得です。 (★★★★★)
菊澤研宗編著: 組織の経済学―業界分析
現在3刷です。
これは社会人学生とのコラボレイトでできた私菊澤のはじめての編著の本です。
新制度派経済学にもとづいて、メディア産業、化学産業、酒類産業、コンサル業界、ベンチャー・キャピタル、ヘッジファンド・・・・・・・・・・を分析しています。
(★★★★★)
デビッド ヴァイス: Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
グーグルには関心をもっています。
Chris Anderson: The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More
ローングテールの本です。 (★★★★★)
菅谷 義博: 80対20の法則を覆す ロングテールの法則
ロングテールの法則は話題になっていますが、
私はこの本を未読。
ロングテール戦略行動は心理会計的に説明できると思います。ただし、その行動が成功的かどうかはわかりません。
不条理なコンピュータ研究会: IT失敗学の研究―30のプロジェクト破綻例に学ぶ
私の論稿も載っているので、関心のある方はぜひ読んでみてください。不条理のIT版です。 (★★★★★)
小林 秀雄: モオツァルト・無常という事
小林秀雄のモーツアルトの批評は絶品 (★★★★★)
スティーヴン・レヴィット: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
シカゴ大学の先生らしい本のようです。
Rose Friedman: 選択の自由―自立社会への挑戦
シカゴ学派の総帥、フリードマンの古典。英知にあふれている。 (★★★★★)
リチャード・H. セイラー: 市場と感情の経済学―「勝者の呪い」はなぜ起こるのか
私の好きなR.セーラーの行動ファイナンス、経済心理学の本です。 (★★★★★)
真壁 昭夫: 最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
行動ファイナスの入門書です。 (★★★★)
ヨアヒム・ゴールドベルグ: 行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
行動ファイナンスの入門書。非常にやさしく、わかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
多田 洋介: 行動経済学入門
経済心理学の入門書。 (★★★★★)
小林 秀之: 「法と経済学」入門
法と経済学分野の定番、非常にわかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
宍戸 善一: 法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察
法という制度を経済学的に分析する分野のやさしい教科書。 (★★★★)
キム・クラーク: デザイン・ルール―モジュール化パワー
モジュール組織論を最初に言い出した本 (★★★★★)
国領 二郎: オープン・アーキテクチャ戦略―ネットワーク時代の協働モデル
気になる本です。 (★★★★★)
青木 昌彦: モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質
この本は、最新の組織デザイン論を扱っている面白い本です。 (★★★★★)
ジェイ・B・バーニー: 企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
バーニーの戦略論も大幅に取引コスト理論やエージェンシー理論を取り入れています。ただ少し、中身がだらだらしている感じです。
デビッド J.コリス=モンゴメリー: 資源ベースの経営戦略論
この本は、戦略の経済学に近く、新制度派の諸理論を取り入れています。モンゴメリーの夫が、リソース・ベイスト・ヴューの開発者の一人、ウエルナー・ワーナフェルトだとは知りませんでした。
オリバー・E. ウィリアムソン: 現代組織論とバーナード
これは、ウィリアムソン編著の論文集です。ここには、オリバー・ハートの論文が入っています。ただし、訳にかなり問題あり。
オリヴァー・イートン・ウィリアムソン: 市場と企業組織
ウイリアムソンの初期の取引コスト理論の翻訳です。 (★★★★★)
Sytse Douma: Economic Approaches to Organizations
これ3版ですが、4版がでているようです。この本は、組織の経済学のやさしい教科書です。ただし、所有権理論が欠如しています。 (★★★★★)
エドワード・P. ラジアー: 人事と組織の経済学
人事に関する経済分析の本です。 (★★★★★)
Eirik G. Furubotn: Institutions And Economic Theory: The Contribution Of The New Institutional Economics (Economics, Cognition, and Society)
この本は新制度派経済学を広く網羅していると思います。筆者はドイツ系の学者です。フルボトンは、所有権理論で有名な人です。 (★★★★★)
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、マイケル・ジェンセンの実証的エージェンシー理論の論文集です。エージェンシー理論によるコーポレート・ガバナンス分析に関心ある人は必読です。
Harold Demsetz: The Organization of Economic Activity
これは、デムゼッツの所有権理論の論文集です。すばらしい論文集です。 (★★★★★)
柳川 範之: 契約と組織の経済学
この本は、所有権理論やエージェンシー理論を中心とする最新の研究を非常にやさしく解説した本であり、初心者でも読みやすくなっています。ただし、取引コスト理論の説明はありません。 (★★★★)
ダグラスC. ノース: 制度・制度変化・経済成果
この本は、所有権理論を歴史に応用し、ノーベル賞を受賞したダグラス・ノースの本で
す。ここでは、制度変化について説明していますが、内容はかなり難解でいくぶんもやもやした感じです。しかし、多くのインプリケーションがありますので、ぜひ読んでみる価値があると思います。
(★★★★★)
デイビッド ベサンコ: 戦略の経済学
この本は、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を数学をほとんど使わないで比較的わかりやすく説明し、応用しています。数学を使っていないために、逆にだらだらした感じもしますが、上記の「組織の経済学」と併用するとよいと思います。とくに、この本では、企業の境界問題が充実していると思います。
(★★★★★)
ポール・ミルグロム: 組織の経済学
組織の経済学で最も有名な本です。内容は非常に充実しています。しかし、私の個人的な感想からすると、かなり読みづらい本でもあります。とくに、ミクロ経済学にふれたことのない人には、つらい本かもしれません。みんなで一緒に読むことを勧めます。
(★★★★★)
Jack J. Vromen: Economic Evolution: An Enquiry into the Foundations of New Institutional Economics (Economics As Social Theory)
このブローメンの本は、進化経済学をうまくまとめています。現在、進化経済学の研究は、アルチャンのダーウイン主義、ネルソンーウインターのラマルク主義、進化ゲーム論の三つの方向がありますが、これらをうまくまとめています。しかも、ヨーロッパの研究者らしく私の好きなポパーの進化論的認識論についても言及しています。
(★★★★★)
Richard R. Nelson: Evolutionary Theory of Economic Change (Belknap Press)
この本は進化経済学の原点となる本の一つです。非常に有名な本ですが、いまだ翻日本語に訳されていません。私が留学していたニューヨーク大学スターン経営大学のドクターコースの学生が私に奨めていた本です。この進化論の分野は、非常におもしろいので、今後、もう少し研究する必要があると思っています。
Oliver Hart: Firms, Contracts, and Financial Structures (Clarendon Lectures in Economics)
この本は、オリバー・ハートの有名な所有権理論の本であり、契約理論の原点といわれている本です。やや数学的です。契約理論に関心のある人は、この本を避けて通ることができないでしょう。ハートの顔を写真で見ましたが、とてもスマートな上品な感じがしました。彼によると、この分野は数学的に定式化するのが難しい分野で、かなり苦労しているとコメントしていました。このハートの著書に関して、上記のデムゼッツによる批判的書評もおもしろいので、ぜひ併読を勧めます。
(★★★★★)
John W. Pratt: Principals and Agents
この本の中にアローのエージェンシー理論をまとめた有名な論文"The Economics of Agency"が入っています。この論文で、隠れた知識問題としてのアドバースセレクション現象と隠れた行動問題としてのモラルハザード現象が非常にうまく区別され説明されています。
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、実証的エージェンシー理論に関するジェンセンの論文集です。ジェンセンのエージェンシー理論の論文は、よく知られていますが、日本ではそれほど読まれていないのではないでしょうか。この本もじっくりと読んで見ると、エージェンシー理論によって会計、ファイナンス、組織が幅広く分析できることがわかってきます。
(★★★★★)
Oliver E. Williamson: The Mechanisms of Governance
この本は、取引コスト理論をコーポレート・ガバナンスの問題やコーポレート・ファイナンスに応用した論文集です。この本は、非常にインプリケーションが多い本だと思います。 (★★★★★)
ロナルド・H. コース: 企業・市場・法
この本は、取引コスト理論や所有権理論に関するコースの論文集。1937年に、つまり第二次大戦前に取引コスト理論の論文が発表されていたことに驚かされます。また、「法と経済学」という新分野の先駆けとなった論文「社会的費用の問題」の長さにも驚かされます。読む度に、新しい発見のある素晴らしい本です。数学では表せないコースの英知であふれています。とにかく、時間をかけてじっくり読んでみたい本です。
(★★★★★)
岩井 克人: 会社はこれからどうなるのか
この本は非常にいい本です。一度は読むべきです。 (★★★★★)
小佐野 広: コーポレートガバナンスの経済学―金融契約理論からみた企業論
組織の経済学的な議論がまとまっています。 (★★★★)
菊澤 研宗: 比較コーポレート・ガバナンス論―組織の経済学アプローチ
私の本です。 (★★★★★)
Jonathan P. Charkham: Keeping Good Company: Corporate Governance Ten Years On
チャーカムの有名なガバナンスの本
各国のガバナンス・システムが比較されている。 (★★★★★)
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カント、ヴェーバー、小林秀雄を研究していて、やっと以下の等式がすっきりしてきました。これまで、カントの自律性・自由とヴェーバーの価値との関係が、もやもやしていたのですが、少しすっきりしました。
(1)カントの自律性(実践理性)=ヴェーバーの価値合理性=小林秀雄の大和心=哲学
(2)カントの他律性(理論理性)=ヴェーバーの目的合理性=小林秀雄の漢心=科学
もうすぐ3月、そして入ゼミ試験。菊澤ゼミの入ゼミ試験は、基本的に(1)書類審査:ESと感想文、(2)面接です。
面接は、私と学生で行います。面接での私の関心の一つは、シンプルです。ゼミナールは集団的な研究活動です。やはり、集団活動、組織活動、それゆえそもそも人間が嫌いな人は難しいと思います。
菊澤ゼミは、週2回本ゼミを行います。これは、結構、大変です。残りの5日間は個人およびグループで作業しますので、いつもゼミの仲間と議論したり、話をしたりします。
このようなゼミ活動に参加できるかどうかが問題です。ゼミの合宿に参加できるのかどうか。物理的に参加できるのかどうか。アルバイトが忙しすぎるかどうか。クラブが忙しくて参加できるのかどうか。この点を確認したいのです。
菊澤ゼミに関心のある人は、ぜひゼミ・ファーストでお願いします。
拙著『戦略学』ダイヤモンド社が5刷となりました。たくさんのみなさんに読んでいただき、感謝しております。
この本では、ポパーの多元的世界観にもとづき、世界を(1)物理的世界、(2)心理的世界、(3)理論的世界の三つ区別し、三つの世界にアプローチすることによって、ビジネスの世界で競争優位を形成することができるという内容の本です。
(1)物理的世界への戦略アプローチとしてポーターの戦略論
(2)心理的世界への戦略アプローチとして心理会計論(行動経済学)
(3)理論的世界への戦略的アプローチとして取引コスト理論
関心のある人は、ぜひ一読お願いします。
ティース教授の最近の論文(2014)を見て、驚いたこと。実は、帰国するときに、そのドラフトはすでにもらっていたのだが・・・
(1)米国の経営学者は誰も読まないというドラッカーを、米国で最も有名なティース教授が、最新論文で今回も引用していること。
(2)多分、深く理解していないと思うが、ポパーの反証についてのフレーズがあること。(これはたぶん初めてのこと:私の未完の論文を読んでくれたのだろうか)
実は、私が日本に帰国する時に、ティース教授に会い、(1)1本はティース教授との共同論文、(2)1本はダイナミック・ケイパビリティの数学モデル論文、(3)1本はダイナミック・ケイパビリティとオーディナリー・ケイパビリティの区別に関する方法論の論文(もちろん未完のもの)を渡してきた。(3)の論文を見てくれたのではないかというあまい想像してしまいます。
●ダイナミック・ケイパビリティについては、以下のダイヤモンドHBRでの私の連載記事を参考にしてください。
テキスト『組織の経済学入門』の改訂版が、3月中頃に出版されます。ダイナミック・ケイパビリティ論についての説明を大幅に追加しました。関心のある人は、ぜひ読んでください。
大きな点は、以下の点です。
(1)取引コスト理論の戦略部分のところに、取引コスト理論とダイナミック・ケイパビリティの関係を追加、
(2)同様に、多国籍企業論とダイナミック・ケイパビリティ論を追加。
(3)戦略の経済学の章を追加し、ここでも戦略論としてのダイナミック・ケイパビリティ論を追加。
(4)その他、こまごまと追加修正しました。
ダイナミック・ケイパビリティに関心のある人はぜひ購入してみてください。
小林秀雄よると、通説では本居宣長が(1)科学主義的で実証的だが、(2)他方で古事記を信じる非科学的な人物だったといわれている。
しかし、小林秀雄が本居宣長の本を読むと、二つのことが一つにまとまり、一人の人物として浮かび上がったという。血のにじむような地道な努力によって、そのように理解できたという。
これに関する小林秀雄の語りは、力強い。大した努力もせずに本居宣長について語る学者をあざ笑うかのようだ。努力もしないものには、本居宣長なんて絶対に理解できない。なぜ科学的で実証主義的な本居宣長が、神話としての天皇の歴史を信じたのか。
...
パイドロスがソクラテスに「神話を信じますか」と質問する。ソクラテスは、「私が信じないというと君は安心するだろう。そして、私のことをふつうの人間だと思うだろう」・・・
カントは、ニュ―トン力学を真理だと信じていた。すべてを説明できると信じていた。しかし、それは、現象界に過ぎないとし、「モノそれ自体」にアプローチする哲学の可能性も存在していると論証した。この論証の方法を、ヘーゲルが誤解したのだが、カントは弁証法といった。
私には、以下の等式が観える。
小林秀雄=本居宣長=ソクラテス=カント
以下の記事、「なぜ死んだ子供の手があったかいのか」素晴らしい親。
科学者は、その理由を物理的に説明するだろう。それは、人が冷めないように、手を温めていたからだというだろう。
しかし、そのような科学的で物理的な説明だけでは寂しいし、浅いね。われわれは、もっと深いところを理解したい。
小林秀雄が「科学に負けてはいけない」といい、大和心とか、もののあわれとかというものがそこにある。
組織管理論の本質は、人間に関する深い理解だと思う。
●『<スキー教室衝突死>明るかった「えりちゃん」の手、温かく』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00000054-mai-soci
哲学上の系譜として、ソクラテス、カント、そしてポパーの流れがある。ポパーは、自分の哲学をカント哲学を現代風に解釈しただけという。
しかし、ポパーはソクラテスに近い。ソクラテスは、対話が好きで得意だ。なぜか。結論が決まっているからだ。それは、対話を通して、われわれ人間が無知だという結論になるからだ。
この同じことを行ったのは、ポパーだ。人間は真理を獲得できないというが、彼のすべての結論だ。真理を得ようとすると、無限後退するとう結論だ。
カントは少し違う。彼は、人間が科学として知るのは現象だけで、「モノそれ自体」については不可知なのだといった。だから、科学では夜空を説明できても人間は説明できないという。科学では、もののあわれ、真摯さ、大和心、モノそれ自体が分からないのだ。これがすごいね。
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