合宿での戦争のケーススタディ
今年の合宿も昨日で終了した。合宿でのグループ研究のテーマは、「日本人はなぜ戦争に向かったのか」
いろんな理論を使って分析してくれたが、この問題は大変興味深いものだった。絶対に選択してはならない米国との戦争を、しかもそのことを当時の上層部が認識していたにも関わらず、結局、選択した。なぜか。
それは、歴史的偶然か。あるいは、あるメカニズムがあるのか。
おそらく、そこにはメカニズムがあり、決して、偶然ではない。現代の企業でもきっと起こっている現象なのだ。このような不条理現象の発生とその回避について、さらに研究する必要があると、改めて思った。
●慶應丸ノ内キャンパスのアゴラ講座
菊澤研宗さんが語る“失敗の本質”
【日本陸軍と組織の不条理】
小林秀雄は、単なる事実の羅列を歴史だとは思っていない。やはり、現在に引き寄せて考える必要があるという。現在へと引っ張り出して、その情景が生き生きとみえるようなものでなければならないという。だから、ある意味で主観的だともいう。戦後70年そんな歴史的分析をしてみたい。
http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_k2015.html
関心のある方は、いまでも参加可能ですので、受付は開講座(10月3日までたぶんOKです)
NHKスペシャル取材班: 日本人はなぜ戦争へと向かったのか: 外交・陸軍編 (新潮文庫)
●菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書
« 経営哲学学会全国大会、初日の統一論題はすべて日本語です。 | トップページ | 夜間スクーリング 総合講座「経営の哲学、理念、ガバナンス」開始 »
「7)慶大菊澤ゼミナール情報」カテゴリの記事
- 菊澤ゼミが「塾」で紹介されました(2020.08.14)
- 菊澤ゼミ4年生、卒業、おめでとう。(2020.03.21)
- 今年度のゼミ終了(2020.01.20)
- 11月 菊澤ゼミOB会案内(2017.11.19)
- 菊澤ゼミ個別説明会とオープンゼミ(2017.11.12)