試験の採点終了
昨日、やっと大量の試験の採点が終了した。
●3,4年の現代企業各論(経営経済)に関して、以下の点のミスがあまりにも多かった。
(1)問2の米国流の市場型コーポレート・ガバナンスについての問題を、米国型コーポレート・ガバナンスだと勝手に考えて、解答している人がかなりいた。誤りである。たぶん、過去問題集がそうなっているのであろう。無理やり自分で問題を設定して書いている学生があまりにも多い。0点です。
(2)問4について、日独企業の「企業組織」の特徴について説明せよという問題なのに、日独の「企業間関係」の特徴について説明せよという問題に間違えている人がかなりいた。誤りである。
(3)最後に、ほとんど問題が「理論的に説明せよ」という問題なので、何の理論を用いているのか、述べる必要がある。
●1年生の「経営学」できている人とできてない人が明確に分かれた。かなりの人ができていたと思う。
(1)しかし、「理論的に説明せよ」という問題に対して、理論的に説明していない学生もかなりいた。
(2)最後の問題は、取引コストの問題であるが、強引に心理学的に説明しようとする人もかなりいた。これは、誤りである。問題をしっかり読んでいない。
(3)問3についても、心理会計を使っている人がいたが、多分講義に出ていない人だと思う。答えはもっとシンプルである。損失回避である。
●最後に、読めないような文字を書く人が以外に多いが、読める文字を書いてほしい。印象が極めて悪いと思います。
●菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書
NHKスペシャル取材班: 日本人はなぜ戦争へと向かったのか: 外交・陸軍編 (新潮文庫)
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