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2015年6月

2015年6月27日 (土)

戦後70年の文庫本

 戦後70年記念本『日本人はなぜ戦争へとむかったのか』新潮文庫として発売されました。

 

  この本は、NHKスペシャルで放映された内容を文庫化し、さらにインタビュー記事が付け加えられています。

 この本は、かつてNHK出版から出版されています。それを新潮社が文庫にしたものです。

  私もテレビに数分間出演し、さらに第2章で「日本が陥った負の組織論」30ページぐらい書いています。関心のある人は、ぜひ読んでみてください。

●こちらの方もよろしく。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月25日 (木)

日本の大学に修士課程は不要である

 日本の大学の大学院は、修士2年、博士3年である。私の考えでは、いまの日本の文系の修士課程は不要である。米国のように博士課程だけが必要で、博士5年にすればいい。

 なぜか。修士を2年で卒業する場合、もう1年目から就職活動が必要であり、2年間ずっと就職活動して終わるからだ。このような大学院は不要だと思うし、意味がない。

 外部からくる外国人留学生は、ほとんどこのパターンだ。それにもかかわらず、外国人を受け入れろ、受け入れろとうるさいのだ。

  したがって、大学院修士課程は、ビジネススクールやロースクール以外、不要だと思う。

    この同じことが、おそらくさらに深刻な形で理系でも起こっているのではないか?理系は大学院に行くのが一般的になっているのだから・・・ 

 

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月19日 (金)

多様性と均一性についての考察

 

 先日、経営哲学学会の部会では、女性労働をめぐって多様性が問題になった。 

  多様性と均一性、これについてどう考えるか。

 均一だと、競争が起こりやすく、多様だと、競争を避け、相対主義化が起こりやすい。  

  相対主義とは、競争を避け、同じ土俵でないと、真の議論はできないとか、あなたはあなた、私は私の好きなことをやるとかいった展開になる。そして、最後に、やってくるのは、暴力かもしれない。話し合いができないので。  

  均一的だと、競争が起こるが、全体としては同じ方向を向くことになる。そして、その方向に進むと、全体が絶滅するとわかっていても、そこに何か美しさや美学を感じて失敗する可能性もある。  

  最近の私の考えは、人間に関して、多様性よりも均一性をもとめたほうがいいのではないかと考える。というにも、人間はもともとひとりひとり多様なので、どれだけ均一性も求めても、それは多様性の上に立っていると考えられるから。

 多様性のもとに、さらに多様性を求めることは非効率的で危険な気がする。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月15日 (月)

ドラッカーコレクション

  昨日、私の娘が千葉県の美術館で展開さているドラッカーコレクションを見に行った。私が招待権をもらったので、代わりに友達といったようだ。

 娘はドラッカーについて、まったくの素人なのだが、帰宅したときには、ドラッカーにいたく感動したようで、展示されている水墨画をみていると、ドラッカーが本当に日本や日本の水墨画が好きだったことがはっきりわかったといっていた。

 私の推測では、ドラッカーはヴィーン出身の上級階級の出身で、相当教養があり、ヨーロッパの絵画に詳しい。それを理念型として日本の水墨画を比較分析していたのだだろう。

 彼は、自分の部屋にいつも掛け軸を飾っていた。彼が購入した水墨画には、かならず人間や動物がどこかにいる。彼は、室町以降の水墨画に人間が入ってくる点に、西洋におけるルネサンス芸術と同じものをみたようだ。

 ドラッカーは、ヴィーンからロンドンへ渡ったとき、ケンブリッジ大学でケインズの講義を聞いている。そのとき、彼ははっきりしたという。自分はモノや貨幣ではなく、人間が好きなのだということを。

 ドラッカーと日本、数奇な運命的な関係がある。 

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月13日 (土)

30過ぎたら学歴ではなく、実力だよね。

 ときどき、30過ぎて、米国のどこのMBAにいくべきか、と悩んでいる人がいる。大学を選べる力があればいいが、大抵、そういった力もない。

 やはり30過ぎたら、学歴ではなく、もう実力をつけて示す必要があるのではないか。さらに、いろんな本をたくさんというよりも、自分の武器なるような本を深く読む必要もある。

 30代でしっかり勉強しておかないと、次の10年がだめになるだろう。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月12日 (金)

ダイナミック・ケイパビリティについて

 ダイナミック・ケイパビリティ。いまの日本企業にもっとも必要なことだと思います。しかし、いまいち日本では知られていない。

 ぜひ以下の私の連載を読んでもらいたい。かなり理解できるようになると思います。

●ハーバード・ビジネスレビュー

第5回

http://www.dhbr.net/articles/-/3312

第4回

http://www.dhbr.net/articles/-/3161

第3回

http://www.dhbr.net/articles/-/3160

第2回

http://www.dhbr.net/articles/-/3068

第1回

http://www.dhbr.net/articles/-/2965

2015年6月11日 (木)

ダイナミック・ケイパビリティとグローバル経営

 現在、世界では、ダイナミック・ケイパビリティに関心を持っている経営学者が多い。このダイナック・ケイパビリティをめぐる議論はいまだ明確ではない。

 その理由は、その創始者が明確でないからである。たくさんの人が主張しているために、まとめるのが難しい。しかし、最近は、デイビット・ティース教授がその中心だといってよい。

 ダイナミック・ケイパビリティは、とくに経営戦略論の分野で注目されているが、やはり三つの分野を通して理解した方がよい。

(1)経営戦略論の流れ、

(2)企業境界問題(垂直統合問題)

(3)グローバル経営の流れ(多国籍企業論)

これまでHBRで三つの流れで、ダイナミック・ケパビリティ論を紹介してきたが、今回は(3)です。

関心ある人は以下のサイトを見てください。

●連載「ダイナミック・ケイパビリティの戦略学」:第5回なぜYKKはグローバルに強いのか?:ダイナミック・ケイパビリティと多国籍企業論

http://www.dhbr.net/articles/-/3312

●ドラッカーの方もよろしく。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月10日 (水)

ブラックサンダー、理論負荷性、そして帰納法

  K.R.Popperによると、われわれの認識は理論依存的だという(理論負荷性のテーゼ)。つまり、われわれの認識は、観点や理論に依存しているということ。したがって、われわれは理論的に知っていることしか見えないのだ。

 このことを体験してしまった。それは、「ブラックサンダー」というお菓子だ。私は、2週間前までその存在を知らなかった。ゼミの学生の報告ではじめてその存在を知った。

 すると、その存在が見えてきたのだ。

 これまで、まったく見えなかったブラックサンダーが、いつもいっているコンビニのレジの横にあることに気づいた。いや、見えた。多分、これまでもそこに置いてあったはずだ。しかし、まったく見えなかったし、その存在も感じなかった。

 やはり人間は知っているものだけしか観察できないし、見えないのだ。観察から理論は生まれない。理論や観点が観察を選んでいるのだ。間違いない。帰納法は存在しない。帰納的な方向性すらない。by Popper

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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連載第5回ダイナミック・ケイパビリティ論の記事公開 ダイヤモンドHBR

 かなり遅れましたが、連載ダイナミック・ケイパビリティ論の新しい記事がダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューのサイトで公開されました。関心のある人はぜひ読んでみてください。

  ●ハーバード・ビジネス・レビューのサイト 

連載「ダイナミック・ケイパビリティの戦略学」第5回 なぜYKKはグローバルに強いのか?ダイナミック・ケイパビリティと多国籍企業論

  http://www.dhbr.net/articles/-/3312

  これまで(1)経営戦略論の流れから、(2)垂直統合(企業境界論)の流れから、ダイナミック・ケイパビリティについて説明してきましたが、今回は(3)多国籍企業論(グローバル経営論)の流れからダイナミック・ケイパビリティ論について説明しています。

  上記の(1)(2)(3)は相互に密接に関係しています。これまでの5回の連載記事を読んでもらえると、きっとダイナミック・ケイパビリティ論が理解できると思います。

●ドラッカーの方もよろしく。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

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2015年6月 5日 (金)

BEST BOOK アンケート

「Toppoint」という書評の月刊誌に拙著『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』が掲載されました。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

この雑誌は、月に10冊の本を厳選して、4ページに渡って本について解説するという非常に面白い雑誌です。

この雑誌で、ベストブックアンケートがはじまりました。もし拙著「ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー」に関心があれば、6月号の欄にでていますので、チェックをお願いします。

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●書評雑誌「Toppoint」のサイト

http://www.toppoint.jp/best_book_question/

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