朝日新聞の書評 『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』
●菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)
24日日曜日 朝日新聞朝刊に、拙著の書評が掲載された。とてもうまく拙著について書いてあったので、驚いた。清野さんというジャーナリストの方は、文章がうまい。読ませます。関心のある人は、ぜひ以下の書評を読んでみてください。
朝日新聞の書評
[文]清野由美(ジャーナリスト) [掲載]2015年05月24日
■データ主義に対抗し再発見
『もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら)』ブームに代表されるように、日本人はドラッカーが好きだ。ところがアメリカの経営学者間では昨今、ドラッカーはまったく顧みられないのだという。なぜならそこは「統計ソフトを駆使してデータを処理」する「異常なまでの実証主義」が支配する場と化しているからだ。
データ主義の弊害は大きい。その一例が、相関命題の乱用。たとえば“松岡修造が海外に行くと、日本の天気が悪くなる”といった、なーんちゃって仮説でも、それをデータで実証すれば研究成果になってしまう。この場合、データは都合のいいものだけが注意深く使われる。そんな「科学」に支配された経営が陥る事態とは何か。すなわち「合理的に」失敗するのだ。・・・・・・・・・・・・・・
(続きは以下のサイトで読めます)
« 帰納の論理のみならず帰納的な方向性すらない by Popper | トップページ | BEST BOOK アンケート »
「4)私の最近の論文・学会・講演活動」カテゴリの記事
- 東レ経営研究所の雑誌「経営センサー」3月号に論稿が掲載(2021.03.22)
- ダイナミック・ケイパビリティ論の講演について(2021.03.22)
- 組織(労働・人事)をめぐる経済学と経営学の違い(2021.03.14)
- 日経ビジネスの連載 第4回 ダイナミック・ケイパビリティとデジタルトランスフォーメーション(2021.01.29)
- 日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティ論 第2回目(2021.01.15)