海外のジャーナルに論文を投稿すること
UCバークレー留学から帰国し、2本の論文を海外の有名ジャーナルに投稿した。
運よく、いま2本とも、現在、審査中。そのうち、1本は今度で2度目の修正。私の書き方が日本式なので、かなり摩擦が生じている。
特に、レビュアーがResearch Methodについての説明をもとめてきたので、論理実証主義ではなく、自分の立場はポパーの批判的合理主義だと説明したら、レビュアーが怒っている感じ。はむかっているので、本当に怒っている。
海外のジャーナルは難しい。しかし、コメントをみると、最初は腹が立つが、本当にいろいろと勉強になる。私ももう年なので、別のことをすべきなのだが、このレビュアーとのやり取りが結構面白いのだ。
今回は、2本とも玉砕しそう、おそらくリジェクトされるだろう。まあ、それでもいい。私の場合、昇進に関係しているわけでもないので。しかし、世界と少しはつながった感じがする点が面白いね。
しかし、私にとっては、It was too late かな。まあ、年老いているので、脳の体操です。
しかし、私の新書ドラッカーの本は売れないですね。そんなにつまんなかったのか、難しかったのか。日本で、売れる本を書くのは難しい。
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