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2015年4月11日 (土)

制度論の限界とドラッカー・マネジメント

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

 この本では、経営学は科学的知識だけではなく、やはり哲学的な知識も必要だという点を説明しています。

 組織は人間から構成されているので、最終的には「真摯さ」とか、「気品」とか、「プライド」とか、いった要素がマネジメントには重要になります。

 こういったことに関心のある人は、一読、お願いします。

目次

第I部 経営学の科学主義とドラッカー

第1章 ドラッカーを読まない平凡な経営学者
ドラッカーなんて誰も読まない?
MBAでは最新の経営学は学べない
経営学における流行

第2章 米国で台頭する科学主義
人文学の危機
経営学における科学主義

第3章 統計学のお遊びになってしまった経営学
実証主義的でないものは無意味なのか
実証主義的研究は時間の無駄
相関関係と因果関係の違いとは
仮説が正しいかをどう確かめるか
「論理実証主義」との類似

第4章 科学的経営学が陥る「不条理」
経済合理的なマネジメントに潜む問題
経済学が仮定する「完全合理性」
限定合理性と経営学
経済合理的な人間が陥る不条理とは

第II部 ドラッカーの経営学を読む

第5章 ドラッカーの生い立ち
非科学的ドラッカー経営学の魅力
ヨーロッパにおける自由の伝統
ナチス全体主義の台頭
ニューヨークでの著作デビュー
「マネジメント」との運命の出会い
経営学界からの批判と実務界からの評価
ニューヨーク大学へ

第6章 ドラッカー経営学の目的とは
ドラッカーの本当の目的
経営に必要な「真摯さ」
反利益最大化仮説
経営者の役割は「顧客の創造」である
自由と責任、そして利益に対する考え方
ドラッカーは、株主をどう考えていたか

第7章 ドラッカーのマネジメント論
「マネジメント」とは何か
「目標による管理」の重要性

第8章 ドラッカーの経営組織論
「分権制」の本当の意味
「手段」となる部門を作ってはいけない
「人間主義」の意味と限界

第III部 人間主義的マネジメントとは――ドラッカー、カント、小林秀雄

第9章 経済主義と人間主義の統合としてのカント哲学
ドラッカー経営学とカント哲学
経済合理的マネジメントが陥る不条理
自律的な人間観
自由に付いてまわる責任
人間の自律性を引き出すマネジメント
カントの「目的王国」とドラッカーの「真摯さ」

第10章 日本人と自律的マネジメント
ドラッカー理論はきれいごとにすぎないか
福島原発事故に立ち向かう自衛隊員
山崎製パンの配送員がとった行動

第11章 小林秀雄「大和心」とマネジメント
科学的マネジメントの限界
小林秀雄の科学観と「大和心」
「大和心」とマネジメント
フィルムからデジタルへの移行は合理的な判断か
経済合理的マネジメントと人間主義的マネジメントの補完は、可能か

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