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2015年4月 7日 (火)

米国経営学と新書『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

 拙著『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』では、2012年から2014年までカリフォルニア大学バークレー校での私の留学体験記を書いた。

 現在の米国経営学はあまりにも実証主義的で科学主義的あり、何か良いものを失っているように思える。

 こういった傾向が強いために、経営学者はドラッカーの経営学などにはほとんど関心を持っていない。

 しかし、統計的にデーターを扱っていると、現実が見えなくなるものだ。たとえば、ネットワーク論にもとづいて、様々な相関仮説が実証される。たとえば、以下のような命題だ。

   「企業と企業の間の関係は薄い方が効率的であり、ときどき関係を断った方がパフォーマンスが高い」

 これが統計的に有意な仮説だという。

 しかし、これが学者のダメな点だ。統計的に有意だから、実際に、パフォーマンスを高めるために、トヨタとデンソーにときどき関係を断った方を良いとか、関係を薄めた方がいいとか助言できるだろか?

 そこに大きな隔たりがあるように思える。データーばかりみていて、現実を見ていないのではないか?

 こういったことに関心のある人は、ぜひ拙著を読んでみてほしい。

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)

 

 

 

 

 

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