ダイナミック・ケイパビリティとデムセッツ
ハロルド・デムセッツというと、所有権理論の大家である。
実は、彼は競争社会は格差を広げるということを昔から言っていたので、最近のピケティの議論との関係で、彼の論文を読み直している。
すると、別のことがわかった。実は、デムセッツは、ウイリアムソンの取引コスト理論を批判しているのだが、そこにダイナミック・ケイパビリティに近いことをすでに議論していることも分かった。
デムセッツの議論は、非常に役に立つので、もう少し彼の論文を正確に読んでみたい。
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