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2014年9月27日 (土)

理系の学問はすごいが、文系もすごいと思うのですが・・・

 昨日は、10月から始まる慶大MCCの講座をめぐって、打ち合わせをした。ハンナ・アーレントもドラッカーもフロムもあらためて、本当に面白いと思った。

 確かに、理科系の研究者は、実に役に立つ知識を生み出す。しかし、社会科学者もすごい。

 ヴェーバーが、20世紀初頭に将来「命令と服従」の原理もとづく目的合理的な機械のような組織がやがて社会を支配し、何か不気味なことが起こることを予想していた。そして、その予想が当たって、何万人ものユダヤ人を合理的に殺すアイヒマンのような人間を生み出した。

 さらに、アーレントがアイヒマンは特別に悪人ではなく、命令と服従の原理に基づく組織に入れば、だれでもアイヒマンになるということ、つまり悪の平凡さ、悪の陳腐さを発見した。すなわち、本質的に悪なる意図をまったく持たない人間でも、人間は悪なる行為を行うことができるという発見。

 これってすごくないですか・・・

 

 そして、アイヒマンが人間になるための条件が、カントのいう自律的意志の行使だ、とアーレントはいう。

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菊澤研宗先生と考える【人間の自由と組織の本質】
―社会の問題を自分達の問題として捉え直す―
  10月18日(土)開講、全6回、土曜日

http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_k.html

 

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