10月のアゴラ講座の紹介:強い組織には自由が必要である
以下の講座を開講します。
関心のある方はぜひご参加ください。
菊澤研宗先生と考える【人間の自由と組織の本質】
―社会の問題を自分達の問題として捉え直す―
10月18日(土)開講、全6回、土曜日
http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_k.html
今回は、組織論をめぐる究極的問題、人間の自由についてみなさんと考えたいと思います。
「自由」というと、組織人はびっくりするものです。組織に「自由」などあるのかとか、自由など与えたら組織はバラバラになって組織は成立しないなどなど。とにかくに、「組織」と「人間の自由」は相対立するものというのが一般的な見方であると思います。
しかし、この講座では実は逆だということをみなさんと議論してみたいと思います。人間の自由というものを認めない組織は、実は弱い組織なのです。しかも、無責任な組織で、ハンナ・アーレントが洞察したナチスのアイヒマンのような人物が生み出されてくるのです。
第1回 カントとヘーゲルの自由論と組織
第2回 ヴェーバーの「二つの合理性」が意味するもの
第3回 アーレントが示唆した「権威と服従」のリスク
第4回 ドラッカーが唱えた「自由な経済社会」と企業の役割
第5回 フロムが憂えた「自由からの逃走」
第6回 現代アメリカの自由が抱える諸問題
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