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2014年7月18日 (金)

米国における学閥

 日本には、いまだ学閥あるように思える。その典型的な例が、慶応義塾大学だ。三田会。それは、日本のどの業界にもあるようだ。

 それを悪とみるか、良しとみるか。もちろん、慶応関係者にとっては、メリットをもたらす団体だ。よく、慶応義塾大学を卒業してから、慶応大学の良さを知ったということを聞くのも、これだ。

 さて、問題は米国だ。米国にはこのような学閥はないのだろうか。なんとなく、日本と違って、そんなものはないようにも思える。

 しかし、そうだろうか。私はあるように思っている。私は2年間カリフォルニア大学バークレー校に留学していたが、バークレー繋がりは非常に強いように思える。スタンフォードではなく、やはりバークレーなのだ。

 その結びつきは、卒業後もおそらく強いと思われる。慶応出身者が感じているような見えない何かがあるように思える。しかも、それが世界レベルで展開されているように思える。

 帰納的推論はあてにならないが、おそらくハーバードも、コロンビアも、プリンストンも状況は同じだと思う。

 人間組織には、普遍的な原理があるように思うことがある。しかし、これはあくまで私の個人的な主観である。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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