ダイナミック・ケイパビリティの二つの起源
デイビット・ティースのダイナミック・ケイパビリティは二つの起源をもつ。一つは、戦略論や学習論であり、もう一つは取引コスト理論である。
本人は、取引コスト理論の限界を超える形でダイナミック・ケイパビリティを展開しているように思えるが、他の研究者は戦略や学習論の延長上にそれを位置づけたいようだ。
いずれにせよ。このダイナミック・ケイパビリティ論はいろんな分野に広がりつつあるようだ。言い方を変えると、もう経営学にはこれしかないような枯渇した状態なのだ。
理由は、みんな小ネタの実証研究ばかりしているので・・・・
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