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2014年7月20日 (日)

ジーンズをはくということ

 われわれが学生のとき、先生がジーンズをはいて講義をするというのは、何か反体制的な感じがした。左翼的な感じだった。

 

 たとえば、ドイツのフランクフルト大学に留学して帰国した先生は、講義でもジーンズをはいていた。当時、フランクフルト大学では新左翼、フランクフルト学派が出現し、影響力をもっていた。

 

 ところが私の場合はまったく異なる。カリフォルニア大学バークレー校にいくとわかるのだが、ここはリーバイスの創業家ハス一族のおひざもとだ。だから、みんなリーバースをはいている。先生も学生も。紺ブレで、革靴で、ジーンズだ。カジュアル・フォーマルだ。

 

 私のスポンサー教授のティース教授がイノベーション研究所の所長になったとき、パーティが開かれた。私はニューヨーク大学に留学したことがあり、パーティというと何かドレスコードがあるのではないかと思い。事務のパティさんに、ネクタイ着用かと聞いたら。

 

 ここはには、そんなドレスコードなんてないのよ。東側のニューヨークと違ってカジュアルでいいのよ。と言われた。

 

 だから、私がジーンズをはいているときは、反体制派ではなく、バークレー帰りの名残りとみてほしい。懐かしいなあ~。

 

 

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