では日本の経営学はどうすればいいのか?
1970年代までの日本の経営学は、ドイツと米国で展開される新しい本をいち早く翻訳し、解釈するという活動を行っていた。だから、当時は、●●学説解釈の大家が多くいた。日本で有名になる近道は、欧米の有名人の本をいち早く翻訳することだった。
ところが、日本の経営学は、そのような輸入学問でいいのか。いつまで外国の文献に依存しているのか?日本独自の経営学を形成しないのか?という批判がでてきた。
そして、登場するのが、野中郁次郎先生。日本発のナレッジ・マメジメント。すごい。
ところが、日本の経営学が独自の研究をし始めると、今度を世界を無視した日本の経営学、ガラパゴス化した日本の経営学ということになる。
こうして、また、日本の経営学者は米国中心の輸入学問に徹すればいいのだろうか?この作業は、日本人にとっては比較的楽な作業だけれど・・・・・
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