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2014年2月

2014年2月21日 (金)

菊澤ゼミの入ゼミ試験に関する質問と回答(4)

菊澤ゼミ入ゼミ試験に関して、以下の質問がありましたので、お答えします。

●質問

基本的に選考日は3月18日(火)となっていますが、面接や試験をその日以外に行う研究会もあるという話を聞いています。先生は3月の中旬に帰国されるということですが、面接の具体的な日程は決まっているのでしょうか。

●回答

面接試験は3月18日(火)に
行います。それに合わせて帰国します。

3月18日火曜午前900に試験会場
(指定されている教室)に、
まず全員きてもらい、
各自に面接時間を指定します。

たとえば、
A君は10時15分から
B君は10時30分から・・・・
という感じです。

その後、いったん解散し、自分の面接時間の15分前に
教室の前に来てもらうという方法です。

帰国の飛行機関係に問題がないかぎり、選考は18日に行います。

面接日に、みなさんとお会いできることを楽しみにしております。

2014年2月16日 (日)

菊澤ゼミに関する質問と回答(3)

菊澤ゼミに関する質問がありましたので、お答えします。

(1)長期休暇期間は合宿以外に拘束があるのでしょうか?
   夏休みは、合宿以外に拘束はありません。
   (学生間の自主勉強会はあるかもしれません)  

   
(2)ゼミ試験、当日は先生が行うのでしょうか?
   ゼミ試験の面接は、私が行います。
   3月末まで米国に滞在したかったのですが、
   ゼミ試験にあわせて帰国します。

その他、不安なことがありましたら、遠慮なくメールで質問をしてください。

2014年2月11日 (火)

米国のカード犯罪はすごい

  カード会社から連絡があり、やはり私のカード情報が盗まれているとのこと。

  私はバークレーに住んでいるのに、コロラドスプリングスで私のカードを使っている人がいたようだ。幸い、被害は少なく、すべて保障してくれるというので、助かった。

  担当者によると、お店の店員もわかないように、機械が仕掛けられている可能性があるということ。日本人がいくようなところが狙われているのかも。

 

  実は、米国にきて、これがもう二度目なのだ。カードは怖くて使えない。しかし、最近のカード会社のシステムも優れていて、すぐにおかしいと判断するようだ。

 だから、カード機能も早めにストップする。とにかく、米国、とくにサンフランシスコはIT企業が多く、その分野の多くのプロがたくさんいそうなので、用心しなければならない。しかし、対策はないようだ。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

 

2014年2月10日 (月)

ダイナミック・ケイパビリティの数理モデル化

   ダイナミック・ケイパビリティをめぐる議論を学問的に発展するには、それに関わる数理モデルを展開する必要があると思う。たぶん、経済学者ならば、すぐにそうすると思う。実際、オリバー・ハートが所有権理論をこの方向で発展させている。しかし、経済学者はダイナミック・ケイパビリティに関心をもっていない。
 

   数理モデルの展開の嫌いな経営学者は、結局、実証研究をする方向にいく。実際、すでにこの方向での論文もかなり出ているように思う。しかし、そもそも理論というか、見方があいまいなのに、実証研究するのが経営学者のレベルの低さというか、すごいところだ。
 

   私が書いている第4の論文はダイナミック・ケイパビリティの概念を数理モデルに組み入れるという試みの研究だ。しかし、数理化すると、話が小さくなり、逆に魅力がなくなるようにも思う。ダイナミック・ケイパビリティは、やはりあいまいなままのがいいのかもしれない。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

2014年2月 9日 (日)

ダイナミック・ケイパビリティをめぐる二つの雲

    1900年に英国の著名な物理学者ケルヴィン卿が、熱と光に関する動学理論はクリアで美しいが、二つの雲がかかっているという記念すべき講演をした。この雲は、1905年のアインシュタインの三つの論文によって、取り除かれた。
 

     この話に関連して、現在、私がみるところでは、ティース教授のダイナミック・ケイパビリティをめぐって、二つの雲がかかっている。この雲を取り除こうというのが、私の第5の論文である。Removing two clouds hanging over dynamic capabilities

    内容は、面白いと思うのだが、私は権威がないので、多分、無視されそう。英語を洗練したら、どこかに投稿しようと思うが、やはり目に見えない壁がわれわれ日本人の前に立ちはだかっているように思える。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2014年2月 5日 (水)

日本の書評と米国の書評

 日米比較はいろいろできるが、書評についてかなり異なっている。日本での書評は、大抵、本を売るための宣伝の一つのような位置づけだ。書評を書いている人が学者であっても、本を批判することはない。

 

 ところが、米国ではたとえばニューヨークタイムズの書評では、評者である学者が本を本当に批判している。そして、その批判に対する著者からの反論もある。このような書評は、ある意味で真剣勝負だ。本を売るとかどうかの問題ではない。その本が本当に読む価値があるのかどうかだ。

 

 とくに、クールグマンなどの書評は厳しいし、サンステインなどの書評も厳しい。しかし、こういった書評でのやり取りは本の質を高めるように思われる。米国から、昨年、日本で売れている経済・経営分野の本をみると、米国から輸入した内容を要約するというようなものが売れているようにも思える。

 

  これはサイクルのようなものだが、その後にくるのは、もう輸入学問はいいから自前の学問を展開してほしいという意見だ。せっかく、野中先生が日本発の経営学を展開したのに、また輸入学問に逆戻りにならなければいいが・・・。

 2年間、米国で経営学分野を見てきたが、そんなにすごい研究はないと思う。小ネタだらけ。

 

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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2014年2月 3日 (月)

科学の限界と哲学の必要性

  昨日は、不条理を解決するためには、ウイリアムソンの取引コスト節約原理やティースのダイナミック・ケイパビリティなどの経済合理的なマネジメントだけでは不十分であり、何よりもカントの自由・自律の原理に基づくドラッカーの人間主義的なマネジメントも必要なのだという講演を行った。

 世界の経営学者は、科学を目指しているようだが、そこには常に限界があり、経営学には人間主義的で哲学的な議論も必要なのだ。

 私が言いたいのは、経済合理的マネジメントを追求すると、適度に手抜きをした方が効率的という不条理に陥ることになるということ。原子力発電所をめぐって、完全安全性よりも程度な安全性の方が経済合理的になるのだ。

 したがって、このような経済科学的なマネジメントでは、原子力発電所はマネジメントできないということ、これである。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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