慶応大学菊澤ゼミナールHP

私の趣味

私の著書

新制度派経済学と限定合理アプローチの本

経営哲学学会HP

« 円安と日本企業 ユーロ高とドイツ企業 | トップページ | 研究が先か、統計ソフトが先か »

2013年12月 9日 (月)

知的財産をめぐる日米の違い

   最近は、韓国のサムソンが強く、日本のソニーや他の日本企業が凋落していることから、日本企業を辞めた多くの社員がサムソンに雇われて、技術や情報を流しているという記事をみる。そして、さらに興味深いことに、現役の社員たちがそのような日本人を「裏切り者」と呼んでるという記事だ。
 

   このことを、アメリカ人に話すと、興味深い。そんなことは、米国企業ではないのだ。なぜか。日本と異なり、雇用契約が厳密だからだ。契約書には、会社を辞めても企業情報を漏らしてならないとか・・・たくさん規定してあり、そのような問題を商売にしている弁護士がたくさんいるようだ。
 

   この点、日本企業の研究者たちの雇用契約はどうなっているのか?推測できるが、たぶん「あいまい」なのだろう。もちろん、明確さがいつもいいとはかぎらないが・・米国では特許や知的財産権めぐる訴訟が多すぎて、技術の発展を妨げていることをスティグリッツは嘆いている。技術を無断で使用している企業を探り出してお金を絞り取る法律会社も米国にはたくさんあるようだ。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか

« 円安と日本企業 ユーロ高とドイツ企業 | トップページ | 研究が先か、統計ソフトが先か »

12)UCバークレー滞在記」カテゴリの記事

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30