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2013年10月 4日 (金)

中所得国はどのようにしてキャッチアップするか

   今日のセミナーは、韓国ソウル大学の先生で、たぶんバークレーでPHDをとったのかな?英語は、本当に日本人と同じアクセントだ。
 

    内容は面白かった。国を低所得国、中所得国、高所得国に分け、低中所得国が、どうやってイノベーションを起こして、高所得国にキャッチアップするかだ。
   中所得国とは韓国と台湾のことで、データーからすると、製品サイクルが短い分野は後進国でも参入しやすく、低中所得国にとってねらい目だということ。そのような分野は既存の技術に依存する必要もないという。しかし、日本や米国などの高所得国はこのような分野への進出は、効果的ではないということだ。

  とにかく、製品サイクルの短い市場、分野が途上国進国にとっては魅力的な分野だということをいろんなデータを用いて説明していた。そのために、韓米企業比較や、韓日企業比較をしていたが、参加者の学生から、以下のようなまっとうな質問がでていた。
    結局、イノベーションは市場や分野の環境で起こるのではなく、企業自体の能力が問題ではないか?日本企業や米国企業がイノベーションが多いのも、市場や環境ではなく、企業内部にそういった能力があるのではないか?そのような分析がなされていないのでは?

  まあ、イノベーションや進化の話は、やはり環境とNDAについて述べないと、なんとなく違和感があるように思える。しかし、内容は面白かった。

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12)UCバークレー滞在記」カテゴリの記事

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