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2013年10月31日 (木)

イノベーションへの最短距離

    バークレーのイノベーション研究所はもちろん、全米の研究者がイノベーションに関心をもって研究している。しかし、私はイノベーションに至る合理的なロジックはないと思う。科学的発見の論理がないように。

    だから、何もしないでいいというのではない。私は、イノベーションや科学的知識の発見は、まさに人間的な営為であると思っている。だから、イノベーションを生み出したい組織は、人間的な組織を形成しなければならない。では、「人間的とは何か?」カント的にいえば、ある種の「平等」を前提とした個々人の「自由」を認める場である。

  グーグルが目指しているのは、こういった意味での人間的組織であると思う。グーグルは、一見、ノマド式(遊牧民的にカフェで仕事したり)と思われるかもしれないが、逆である。社員は会社に来なければならない。いや逆、社員が会社に来たくなるように組織を作っているのだ。これこそ、イノベーションへの最短距離だろう。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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