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2013年10月 8日 (火)

脱構築としてのダイナミック・ケイパビリティはいかが?

    これまで、デリダの「脱構築(deconstruction)」という概念が気になっているというお話をしてきた。その理由は、(1)不条理問題を解けるのではないかということと、(2)実はこの概念で、ダイナミックケイパビリティを解釈してみるのもおもしろいかもと思ったからである。

   もちろん、私自身すでにダイナミックケイパビリティをめぐって別の正当な解釈も試みているのだが(これについてはまた別の機会に)・・・・・

  富士フィルムが既存のフィルム技術を応用するにあたって、まず脱構築する必要があった。現状を分析し、何か権威的な存在で、何がそうでないのか。分解する。もちろん、権威的存在(オーディナリ・ケイパビリティ)は本家の「写真フィルム技術」だ。そして、この権威を否定するプロセスも脱構築だ。ここから、既存の技術を再構築し、化粧品への応用という流れが起こったと・・・これが「ダイナミック・ケイパビリティ」かも。

 こういった解釈をするのが、フレンチ・インテレクトか、あるいはまたペテン師か。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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