慶応大学菊澤ゼミナールHP

私の趣味

私の著書

新制度派経済学と限定合理アプローチの本

経営哲学学会HP

« 慶応大学菊澤ゼミの再開 宣伝 | トップページ | 亡くなったノーベル経済学者フォーゲルの魅力 »

2013年10月26日 (土)

社会実験を行うなんて、凄い。

     今日のセミナーは、面白かった。途上国で、農民に銀行を利用させると、生産性は変化するのか、という大がかりな社会実験を行うものだった。農民は銀行に預けないと、お金を直ぐに使ってしまって、次の収穫まで苦しくなるようだ。つまり、肥料が過少になるようだ。

  おそらく、世界銀行から補助金がでているのだろう。ある途上国の村の農民約3000人を対象に補助金を与えて、(1)銀行に出し入れ自由な普通預金口座と(2)出し入れが制限されるコミットメント預金口座を作らせる。結果は出し入れ制限付き預金が多い方が生産性が上がったということだ。

  そして、このメカニズムの解釈として、途上国の農民はセルフコントロール能力が弱い・とか、その他いくつか説明してきた。実際には、仮説演繹で実験もしているのだと思うが、報告者は帰納法的に議論を展開していたと思う。

  報告者の女性はとても頭がいいという感じだったが、質問があまりにもデータに関する些細なものだったので、かなり切れていた。私は、もともと社会科学なんで、無理やりデーターを持ってきて、無理やり統計学を使っているのだから、そんなところをツッツイても・・・・・・・とは思う。 

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

« 慶応大学菊澤ゼミの再開 宣伝 | トップページ | 亡くなったノーベル経済学者フォーゲルの魅力 »

12)UCバークレー滞在記」カテゴリの記事

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30