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2013年9月30日 (月)

ポストモダンでは実証主義に勝てないのでは

  私にとって、現在の最大の問題は、米国では「取引コスト理論」に関して新しい展開が見られないことだ。非常に困った。

  資源ベース理論やダイナミックケイパビリティ、そしてオープンイノベーション、リバース・イノベーションなどは、はやり言葉であって、理論ではないので、新しいものの見方を与えてくれない。困った。

   その代りに米国経営学会、社会学では、統計を駆使する実証主義とそのアンチであるフランスのポストモダンに基づく研究が出ている。比率は95%VS5%ぐらい。ポストモダンは実証主義のアンチとして存在意義があるが、それ自体が弱い。パラサイト的な役割しか果たさない。
 

  チョムスキーや米国の物理学者から、ラカンやデリダは「intellectual impostor 知的ペテン師」などとぼろくそにいわれている。とくに、使用している数学がちんぷんかんぷんらしく(gibberish)、多分教科書を理解できていないのだろうと物理学者は言っているのが面白い。

  しかし、私は米国の経営学の時流の乗れなくて、本当に困っている。残り時間も少なくなってきた。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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