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2013年8月 5日 (月)

米国の不平等問題の奥深さ

     米国の不平等の問題は、奥深い。現在、米国は、白人、黒人、ヒスパニック、アジア人です。ヒスパニックは、一応、白人と見られ、アジア人は親が教育熱心で、自分の身を削ってでも子供を大学に入れる。したがって、ヒスパニックとアジア人は白人にうまく溶け込んでいるが、問題は黒人。
  いま、米国では白人と黒人の争いが過熱している。金持ちの多くは白人で、貧乏なのは黒人が多い。(実は中流の白人も下流化している)大学の学費が上昇し、ますます黒人は大学に入学できない。政府は補助金をカットしているので・・・いい職に就けない。それゆえ、黒人は犯罪と麻薬に手を染めるという偏見が白人にはあり、警察も黒人を捕まえて、監獄に入れる。一度、そういった経歴がつくと、就職できない。悪循環。
  だから、黒人はずっと、下層階級にとどまる。警察の取締は犯罪を抑止するのではなく、カースト制度を維持する役割を果たしているという学者もいる。キング牧師を中心とする公民権運動でえた多くの権利を、いま黒人は喪失しつつある、と危機感を募らせています。 
   昨年、起こった事件で、ヒスパニックの男性が黒人少年を銃で射殺した事件をめぐって、人種差別か正当防衛かでもめていましたが、判決は正当防衛、しかも陪審員が全員白人。この問題の本質は、白人と黒人の戦いで、ほぼ毎日テレビで討論をやっていますね。 

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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