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2013年5月13日 (月)

自分の研究の柱になるような知識とは

  年をとってくると、分かることがある。(1)若いときとほとんど変わらず、いまでも自分にとって役に立っている知識と(2)若いとき学んでいたが、いまではほとんど忘れてしまう知識ががある

  (1)の典型的な知識が科学方法論の知識、哲学的知識。たとえば、カント、ヴェーバー、ポパー、ファイアーベント、ラカトシュ、クーン。(2)は、残念ながら、経営学的な知識。コンティンジェンシーセオリーとか、あいまい意思決定論とか、企業の目的論とか、グーテンベルグ費用論とか。さらに、企業のケース。
 

  若いときには、情熱をもって盲目的に学生に対して(1)の知識を教えていたが、年をとってからはもっぱら(2)が多くなった。やはり、(1)も教えなければならないのではないかと、いまでもときどき迷う。しかし、(1)を講義すると、みんなヒクだろうな~。
 

  昔、防衛大の経営学で、(1)を教えていたら、学生に経営学とどんな関係があるのですかと聞かれたことがある。しかし、その学生が大きくなって、研究会に遊びにきたとき、方法論的観点から、質問していたのには感動した。覚えているんだ~と。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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