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2013年5月 6日 (月)

モノづくり大国ではなく、知識・技術大国へ

 日本では、いまだ役所やメディアは日本のことを「モノづくり大国」とか「ものづくり文化」とかいっているが、そのようなスローガンはもう捨ててもいいのではないか。

 UCバークレーで、いろんなセミナーに出席するかぎり、世界は日本に対して、だれもそのような印象をもっていないように思える。彼らが抱いている日本のイメージは、「技術大国」、技術、特許、知識、ハイテク、スキル、イノベーション、つまり「知識大国」だということだ。私は、そちらの認識の方が正しいと思う。
 

  モノの背後にある緻密な知識、その知識が逆に精巧なモノづくりを要求してくるのだ。昔、大量生産方法に関する知識のない日本とドイツは、武器の量産に苦しんでいた。大量生産するには、個々の部品を厳密に組み合わせてきっちり作ってはいけないという知識がなかったからである。部品と部品との結合には、常に余裕(不正確さ)が必要だったのである。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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