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2013年3月 7日 (木)

今回のセミナー

  最近は、今年のスポンサー教授であるリンカーン先生と偶然もか

さなって、毎週のようにお会いでき、話をさせてもらっている。と

てもいい先生だ。しかし、今年の秋にはシンガポール国立大学に行

くようだ。
 
 今週もいろいろとセミナーにでた。この間は、スタンフォード大

学に赴任した日本人の星先生の話を聞いた。おもしろかった。日本

には、ゾンビ企業が多く、それに比例して日本の生産性は低下して

いるのだという話。私は、マクロが得意でないので、よくわからな

いが、最近、やたらと日本の出生率低下が経済に悪影響を与えてい

るという話をきく。有効需要の原理からすると、需要が減るので、

長期的に日本のGDPは低下するが、今回の星先生の話に、出生率

が下がると生産性が低下するといっていたが、実はその根拠がわか

らない。だれか教えて!みんな年をとると、生産性がおちるから?

農業のように?

 次に、昨日は、面白いテーマのセミナーにでた。これぞ社会学。

インタヴューを通して、ブルーカラーの黒人は他の民族と比べて就

職斡旋に関して黒人を助けないという事実があるということ。そこ

で、「なぜ黒人は助けないのか?」というテーマだ。理由は、いく

つかあるが、彼女によると、黒人は紹介してもしその人が悪いひと

だと、自分の評判にも悪影響するということや、仕事を持っていな

い黒人は仕事をやる気がないという偏見をもっているからだという

こと。これを、97人ぐらいの人々との詳細なインタヴューで明ら

かにしようとするものだ。数学的でテクニカルな統計的手法は使っ

てないが、内容がかなりインパクトがあり、面白い。こういった研

究も受け入れる許容力をバークレーはもっているようだ。経済学者

は、ブルーカラーの黒人は日本人と同じようにリスクアバースなん

だな~と思うかもしれない。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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