スプリング・ブレイク
今週はスプリング・ブレイクで、大学は休み。いまだに、英語がダメで、日々苦しんでいる。論文も、あっちこちっち手をだして、どれも完成しない。だめだ。
やはり、こちらでは統計学か数理モデルを使わないとだめだ。統計はデータを集めるのに時間がかかるので、数理モデルを使って論文を書こうかと思ている。実は、すでにモデルを作ったのだが、事例とあわない。困った。
一年たっても、何も進歩がみられないので、最近は本当に焦っている。困った。困った。
菊澤 研宗: 成功する日本企業には「共通の本質」がある 「ダイナミック・ケイパビリティ」の経営学
最新作です。アマゾンで予約可能になりました。
菊澤編著: ダイナミック・ケイパビリティの戦略経営論
最新の戦略経営論です。戦略経営論に関心のある人には、必読です。
菊澤研宗: 改革の不条理 日本の組織ではなぜ改悪がはびこるのか (朝日文庫)
拙著『組織の不条理』の姉妹編です。現代の不条理現象を分析しています。
菊澤 研宗: 組織の経済学入門 改訂版
改訂版です。ほとんど同じですが、少しクールな感じです。
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
2016年2月で5刷となりました。
菊澤研宗: ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー(祥伝社新書)
ドラッカー、カント、小林秀雄です。
野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
私の論文も掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。
David J. Teece: Dynamic Capabilities and Strategic Management
最近、注目されているダイナミック・ケイパビリティの本
経営哲学学会: 経営哲学の授業
経営哲学の本がやっとできました。面白いですので、ぜひ買ってください。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書)
東電の吉田所長の行動の意味を理解するために、読んでもらいたい。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
キュービックグランドストラテジーについて知りたい人はこれを読んでください。
菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理
私の新著です。読みやすくなっています。関心のある人はぜひ一読お願いします。
NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 上
NHKスペシャルの本
TVでは見れない私のインタヴューが掲載されています。
菊澤 研宗: 企業の不条理
新著です。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
新書『戦略の不条理』をさらに詳しく知りたい人
ガバナンスの比較セクター分析―ゲーム理論・契約理論を用いた学際的アプローチ (比較経済研究所研究シリーズ)
この本の第4章を書いています。 (★★★★★)
週刊ダイヤモンド別冊 歴学(レキガク) 2010年 1/11号 [雑誌]
コラムに、ヴェーバーのプロ倫について書きました。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書 426)
祝!はやくも増刷
孫子、山本七平、クラウゼヴィッツ、リデルハート、ロンメル、ハンニバル、ナポレオンについて解説し、新しい戦略の哲学、キュービック・グランド・ストラテシー(立体的大戦略)を提唱する。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)
もうすぐ発売されます。「文庫化のためのあとがき」をぜひ読んでください。 (★★★★★)
神田 昌典: 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100
拙著『組織の不条理』も100に選ばれています。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 戦略学―立体的戦略の原理
祝2刷です。
菊澤研宗: 新著『戦略学』ダイヤモンド社
やっと発売されました。私の新しい本です。この本では、世界を物理的世界、心理的世界、知性的世界に分けて考え、従来の戦略論が物理的世界を対象とするものにすぎないこと、また心理的世界を対象としているのが行動行動経済学、さらに知性的世界を対象としているのが取引コスト理論だとし、何よりも企業が生き残るにはこれら三つの世界にアプローチするような立体的大戦略(キュービック・グランド・ストラテジー)が必要だということを説明しています。というのも、ひとつの世界だけを対象にした戦略だけでは、別の二つの世界で変化が起こったとき、淘汰されてしまうからです。
(★★★★★)
菊澤 研宗: なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか (扶桑社新書 16)
新書『命令違反が組織を伸ばす』の現代企業版です。
こちらの方がやさしく書いてあるので、関心のある人はぜひ買ってよんで見てください。その後で、『命令違反』を読むと、分かりやすいかもしれません。 (★★★★★)
菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書 312)
組織内の人間は、ある程度、失敗することが予測できたとても、そこに行かざるをえないことがある。このような失敗を「不条理な失敗」と呼びたい。このような不条理な失敗を回避する最終解決案は「命令違反」である。命令違反は常に悪しきものではなく、良い命令違反もある。そのような命令違反をも扱う新しいマネージメントが必要であることを、太平洋戦争の日本軍を事例にして説明する。 (★★★★★)
菊沢 研宗: 組織の経済学入門―新制度派経済学アプローチ
祝!5刷です。
最新の私の単著です。
取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論をやさしく解説した本、その他、進化経済学、行動経済学、法と経済学、ゲーム理論にも触れていますので、お買得です。 (★★★★★)
菊澤研宗編著: 組織の経済学―業界分析
現在3刷です。
これは社会人学生とのコラボレイトでできた私菊澤のはじめての編著の本です。
新制度派経済学にもとづいて、メディア産業、化学産業、酒類産業、コンサル業界、ベンチャー・キャピタル、ヘッジファンド・・・・・・・・・・を分析しています。
(★★★★★)
デビッド ヴァイス: Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
グーグルには関心をもっています。
Chris Anderson: The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More
ローングテールの本です。 (★★★★★)
菅谷 義博: 80対20の法則を覆す ロングテールの法則
ロングテールの法則は話題になっていますが、
私はこの本を未読。
ロングテール戦略行動は心理会計的に説明できると思います。ただし、その行動が成功的かどうかはわかりません。
不条理なコンピュータ研究会: IT失敗学の研究―30のプロジェクト破綻例に学ぶ
私の論稿も載っているので、関心のある方はぜひ読んでみてください。不条理のIT版です。 (★★★★★)
小林 秀雄: モオツァルト・無常という事
小林秀雄のモーツアルトの批評は絶品 (★★★★★)
スティーヴン・レヴィット: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
シカゴ大学の先生らしい本のようです。
Rose Friedman: 選択の自由―自立社会への挑戦
シカゴ学派の総帥、フリードマンの古典。英知にあふれている。 (★★★★★)
リチャード・H. セイラー: 市場と感情の経済学―「勝者の呪い」はなぜ起こるのか
私の好きなR.セーラーの行動ファイナンス、経済心理学の本です。 (★★★★★)
真壁 昭夫: 最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
行動ファイナスの入門書です。 (★★★★)
ヨアヒム・ゴールドベルグ: 行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
行動ファイナンスの入門書。非常にやさしく、わかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
多田 洋介: 行動経済学入門
経済心理学の入門書。 (★★★★★)
小林 秀之: 「法と経済学」入門
法と経済学分野の定番、非常にわかりやすく説明してあります。 (★★★★★)
宍戸 善一: 法と経済学―企業関連法のミクロ経済学的考察
法という制度を経済学的に分析する分野のやさしい教科書。 (★★★★)
キム・クラーク: デザイン・ルール―モジュール化パワー
モジュール組織論を最初に言い出した本 (★★★★★)
国領 二郎: オープン・アーキテクチャ戦略―ネットワーク時代の協働モデル
気になる本です。 (★★★★★)
青木 昌彦: モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質
この本は、最新の組織デザイン論を扱っている面白い本です。 (★★★★★)
ジェイ・B・バーニー: 企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
バーニーの戦略論も大幅に取引コスト理論やエージェンシー理論を取り入れています。ただ少し、中身がだらだらしている感じです。
デビッド J.コリス=モンゴメリー: 資源ベースの経営戦略論
この本は、戦略の経済学に近く、新制度派の諸理論を取り入れています。モンゴメリーの夫が、リソース・ベイスト・ヴューの開発者の一人、ウエルナー・ワーナフェルトだとは知りませんでした。
オリバー・E. ウィリアムソン: 現代組織論とバーナード
これは、ウィリアムソン編著の論文集です。ここには、オリバー・ハートの論文が入っています。ただし、訳にかなり問題あり。
オリヴァー・イートン・ウィリアムソン: 市場と企業組織
ウイリアムソンの初期の取引コスト理論の翻訳です。 (★★★★★)
Sytse Douma: Economic Approaches to Organizations
これ3版ですが、4版がでているようです。この本は、組織の経済学のやさしい教科書です。ただし、所有権理論が欠如しています。 (★★★★★)
エドワード・P. ラジアー: 人事と組織の経済学
人事に関する経済分析の本です。 (★★★★★)
Eirik G. Furubotn: Institutions And Economic Theory: The Contribution Of The New Institutional Economics (Economics, Cognition, and Society)
この本は新制度派経済学を広く網羅していると思います。筆者はドイツ系の学者です。フルボトンは、所有権理論で有名な人です。 (★★★★★)
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、マイケル・ジェンセンの実証的エージェンシー理論の論文集です。エージェンシー理論によるコーポレート・ガバナンス分析に関心ある人は必読です。
Harold Demsetz: The Organization of Economic Activity
これは、デムゼッツの所有権理論の論文集です。すばらしい論文集です。 (★★★★★)
柳川 範之: 契約と組織の経済学
この本は、所有権理論やエージェンシー理論を中心とする最新の研究を非常にやさしく解説した本であり、初心者でも読みやすくなっています。ただし、取引コスト理論の説明はありません。 (★★★★)
ダグラスC. ノース: 制度・制度変化・経済成果
この本は、所有権理論を歴史に応用し、ノーベル賞を受賞したダグラス・ノースの本で
す。ここでは、制度変化について説明していますが、内容はかなり難解でいくぶんもやもやした感じです。しかし、多くのインプリケーションがありますので、ぜひ読んでみる価値があると思います。
(★★★★★)
デイビッド ベサンコ: 戦略の経済学
この本は、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を数学をほとんど使わないで比較的わかりやすく説明し、応用しています。数学を使っていないために、逆にだらだらした感じもしますが、上記の「組織の経済学」と併用するとよいと思います。とくに、この本では、企業の境界問題が充実していると思います。
(★★★★★)
ポール・ミルグロム: 組織の経済学
組織の経済学で最も有名な本です。内容は非常に充実しています。しかし、私の個人的な感想からすると、かなり読みづらい本でもあります。とくに、ミクロ経済学にふれたことのない人には、つらい本かもしれません。みんなで一緒に読むことを勧めます。
(★★★★★)
Jack J. Vromen: Economic Evolution: An Enquiry into the Foundations of New Institutional Economics (Economics As Social Theory)
このブローメンの本は、進化経済学をうまくまとめています。現在、進化経済学の研究は、アルチャンのダーウイン主義、ネルソンーウインターのラマルク主義、進化ゲーム論の三つの方向がありますが、これらをうまくまとめています。しかも、ヨーロッパの研究者らしく私の好きなポパーの進化論的認識論についても言及しています。
(★★★★★)
Richard R. Nelson: Evolutionary Theory of Economic Change (Belknap Press)
この本は進化経済学の原点となる本の一つです。非常に有名な本ですが、いまだ翻日本語に訳されていません。私が留学していたニューヨーク大学スターン経営大学のドクターコースの学生が私に奨めていた本です。この進化論の分野は、非常におもしろいので、今後、もう少し研究する必要があると思っています。
Oliver Hart: Firms, Contracts, and Financial Structures (Clarendon Lectures in Economics)
この本は、オリバー・ハートの有名な所有権理論の本であり、契約理論の原点といわれている本です。やや数学的です。契約理論に関心のある人は、この本を避けて通ることができないでしょう。ハートの顔を写真で見ましたが、とてもスマートな上品な感じがしました。彼によると、この分野は数学的に定式化するのが難しい分野で、かなり苦労しているとコメントしていました。このハートの著書に関して、上記のデムゼッツによる批判的書評もおもしろいので、ぜひ併読を勧めます。
(★★★★★)
John W. Pratt: Principals and Agents
この本の中にアローのエージェンシー理論をまとめた有名な論文"The Economics of Agency"が入っています。この論文で、隠れた知識問題としてのアドバースセレクション現象と隠れた行動問題としてのモラルハザード現象が非常にうまく区別され説明されています。
Michael C. Jensen: A Theory of the Firm: Governance, Residual Claims, and Organizational Forms
この本は、実証的エージェンシー理論に関するジェンセンの論文集です。ジェンセンのエージェンシー理論の論文は、よく知られていますが、日本ではそれほど読まれていないのではないでしょうか。この本もじっくりと読んで見ると、エージェンシー理論によって会計、ファイナンス、組織が幅広く分析できることがわかってきます。
(★★★★★)
Oliver E. Williamson: The Mechanisms of Governance
この本は、取引コスト理論をコーポレート・ガバナンスの問題やコーポレート・ファイナンスに応用した論文集です。この本は、非常にインプリケーションが多い本だと思います。 (★★★★★)
ロナルド・H. コース: 企業・市場・法
この本は、取引コスト理論や所有権理論に関するコースの論文集。1937年に、つまり第二次大戦前に取引コスト理論の論文が発表されていたことに驚かされます。また、「法と経済学」という新分野の先駆けとなった論文「社会的費用の問題」の長さにも驚かされます。読む度に、新しい発見のある素晴らしい本です。数学では表せないコースの英知であふれています。とにかく、時間をかけてじっくり読んでみたい本です。
(★★★★★)
岩井 克人: 会社はこれからどうなるのか
この本は非常にいい本です。一度は読むべきです。 (★★★★★)
小佐野 広: コーポレートガバナンスの経済学―金融契約理論からみた企業論
組織の経済学的な議論がまとまっています。 (★★★★)
菊澤 研宗: 比較コーポレート・ガバナンス論―組織の経済学アプローチ
私の本です。 (★★★★★)
Jonathan P. Charkham: Keeping Good Company: Corporate Governance Ten Years On
チャーカムの有名なガバナンスの本
各国のガバナンス・システムが比較されている。 (★★★★★)
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今週はスプリング・ブレイクで、大学は休み。いまだに、英語がダメで、日々苦しんでいる。論文も、あっちこちっち手をだして、どれも完成しない。だめだ。
やはり、こちらでは統計学か数理モデルを使わないとだめだ。統計はデータを集めるのに時間がかかるので、数理モデルを使って論文を書こうかと思ている。実は、すでにモデルを作ったのだが、事例とあわない。困った。
一年たっても、何も進歩がみられないので、最近は本当に焦っている。困った。困った。
久々に、セミナーに出席。スタンフォードのJonathan Levin教授の報告。多分、そうとう有名な先生だ。(私は無知で申し訳ないが、ミルグラムとの共同論文も多い)素晴らしい。エレガント。やはり、経済学者は違う。実証が美しい。
内容は、こうである。米国では、州によって消費税が異なる。これを利用して、ネットで製品を購入する場合、消費者は異なる州の消費税に反応するかを調査するもの。つまり、弾力性を調べるものだ。データーはe-bayのもので、良く入手できたものだと感心する。
結果は、人はやはり消費税に反応するということ、つまり弾力性があるということ、しかも製品グループ別でいえば、家電は弾力性が高く、衣服やホームセンター製品は弾力性が低いという英語が下手で、素人の私でもわかる報告だった。
やはり、いい実証研究というのは、独立変数も少なく、シンプルで、美しい。しかも、この教授は数学ができることも分かった。わかりやすく、式を説明していた。くだらない仮説など羅列してなかった。
英語が堪能ならば、私はこの先生に理論的基礎を聞きたかった。新古典派なのか、非新古典派なのか。つまり、消費税を価格の一部とみなすのか、あるいは取引コストの一部とみなすのか。たぶん、前者だと思うが。つまり、人は価格に合理的に反応するといこと。しかし、後者でも解釈可能だ。みな取引コスト節約原理にしたがって行動していることが実証されたといもいえるのではないか。
前者は完全合理性の仮定に立つ解釈で、後者は限定合理性の仮定に立つ解釈。いずれも可能かも。これを、方法論では理論多元性という。by Popper.
しかし、こんな理論的な質問する雰囲気はない。みな実証的なところばかり質問していた。重箱の隅を・・・・・・・・ような。
先週から今週にかけて、ニューヨークに出張していた。20年前に留学して以来、今回で、ニューヨークは4度目だ。
久しぶりにニューヨーク大学を訪ねた。大学は厳しいセキュリティのために、入れなかったが、大学の書店には入れた。
何かいい本はないかと探していたら、なんとドラッカーの本が数冊おいてあったことに驚いた。日本ならまだしも、ニューヨークのど真ん中の大学の書店にドラッカーの本が置いてあったので、驚いた。やはりだれか買う人がいるのだろう。
バークレーと違いニューヨークは都会で、洗練されている。金融に強そうな街だ。慶応大学でたとえると、ニューヨークは金融に就職する学生の多い三田で、ベンチャー志望の多いSFCはバークレーやスタンフォードという感じかもしれない。
しかし、ニューヨークは、市長が厳しく統治しているせいか、本当に街がきれいになっている。昔と全然違う。5番街や42ストリートなどは、東京に似ている。
しかし、物価は高い。バークレーでは、スタバのアメリカンのスモールが2ドルぐらいなのに、ニューヨークでは、2ドル75セントぐらい、ひどいところでは3ドル弱もする。(米国のレジは、適当なので、場所によって値段が微妙に違う)驚いた。ミュージカルの値段も高くなった。
しかし、ミュージカルの帰りはホテルまで歩いてかえったが、本当に治安が良くなった。素晴らしい。
日本人が米国に来なくなったということが、数年前から話題になっている。確かに、いま米国では、インド人、中国人、そして韓国人が非常に多い。CITIバンクのATMでは、英語、中国語、韓国語はあるが、日本語はない。自動車免許発行所(DMV)でも、中国語、韓国語、はあるが、日本語はない。
このような現象を、日本政府は世界から乗り遅れるのではないかと心配し、いろいろ策をねっているようだ。
しかし、見方を変えると、異なる解釈もできる。中国人、韓国人、インド人によると、実はいま頭脳流出が起こっているのだという。つまり、優秀な人はみんな米国に流れているといううのだ。
これに対して、日本人は米国に来ていないのだから、見方を変えると、頭脳流出が起こっていないとも解釈できる。やはり、日本は暮らしやすいのだと思う。しかし、世界から取り残されないためには、英語をいかに克服するかだと思う。
やはり米国は直接行った方がいい。実は、車の免許の更新をめぐって、いままで困っていた。1か月前に、米国の免許発行所(DMV)から、もうすぐ免許書の有効期限が切れるので、延長する場合には、必要な書類を送れという内容だった。
私は、郵送で可能ならとうことで、書かれている通り書類を入れて、1か月前に送った。しかし、返事が来ない。有効期限が迫ったくる。そして、今週で、期限が切れる時期になった。こない。これまでいらいらしてきた。
そして、本日やっと手紙がきた、内容は、一部パスポートのコピーが足りないので、もう一度送れという内容だ。(そのような指定はしなかったのに???)そんなことしてたら、期限がきれてしまう。
そこで、今日は直接出かけて、免許の更新を行った。疲れた。職員がやる気がないので、2時間30分も待たされた。しかし、何日も悶々と悩まされるくらいななら、一日で終わるこちらの方がよかった。コストが高かった。DMVの中では、「ネットや郵送で更新を!」とポスターで宣伝していたが、怪しいものだ・・・そちらの方が遅くなりそうだ。
やっと、一つ問題が解決した。米国は直接行った方がいい。しかし、DMVは夕方の5時で仕事が終わるようだが。まだたくさんの人が待っていた。彼らは、どうなるのだろうか???
組織の集権制と分権制について、私はいまのアメリカ経営学の実証的アプローチには限界を感じている。画家の山下清のように、すべてのことを軍隊の階級に置き換えないと理解できないように、何でも実証レベルに持ち込まないと理解できない人たちという感じです。
この一元的な発想をすると、かつてH.A.サイモンが伝統的な管理原則には一方で「集権せよ」という原則があり、他方で「分権化せよ」とあるが、どこが最適なのかわからないとか、ローレンス=ローシュが良い組織は一方で集権化し他方で分権しているが、それは自己矛盾しているのではないかという疑問に陥ります。
この矛盾や疑問を避けるためには、もともと「集権制」と「分権制」はまったく異なる次元のものと理解する必要があります。集権制とはある意味で計画経済であり、部下の自由を認めず、因果論的に機械論的に行動することを要求します。
これに対して、分権化とは因果論や機械論ではなく、個人(部門)に自由を与えて責任を求めるという自由と責任の世界のことだと思います。それは、数量化できません。ましてや因果関係を実証する回帰分析では無理です。
このような違いは、ドラッカー、カント、ヴェーバーなど西洋
人間の存在に関わる奥の深い問題です。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
本日の制度分析のセミナーは、タイトルが[Make, Buy, Organize]といういかにも企業の経済学分野の研究者が好きそうなタイトルだった。だから、本日も珍しくウイリアムソン教授が登場した。スピーカーは有名なデューク大学のビジネススクールの先生だと思う。内容は、イノベーションに関するもので、だからチェスブロー教授も来ていた。
いつものように、理論はない。しかし、スピーカーは用心深く、露骨な仮説は設定しないで、しかも因果関係を確立したわけでもないとしつつも、いくつかの命題を実証していた。いつもの通り、重回帰分析だ。データーの数は非常に多く、決定係数の値も高い。
実証しようとした仮説は、「集権的組織企業の方が分権的組織企業よりも研究と特許に投資する傾向がある」とか、「集権的組織企業は内部の研究から価値を生み出すのに対して、分権的組織企業は外部の知識に依存する」とかだった。結構、内容的に面白そうなことを言っていたが、・・・・・
とにかく、このような命題を膨大なデータで実証しようとする。素人でも、このような命題を実証するのは大変そうだと思うと思う。実際に大変だ。だから、どうしても無理やり感がある。そうすると、そこばかり質問されて時間切れになる。たとえば、「分権的」とは具体的にどんな組織なのかをめぐって突っ込まれる。同様に、「集権的」とはどういうのかとか。スピーカーはどうしても実証したいので、「分権的」とは「特許」を企業内および多くの関連会社に貸している状態のことだという。しかし、それを本当に分権的というのか?と批判がくる。すべてこんな感じで時間が過ぎる。
私はそれよりも内容を聞きたかったなあ・・・と思った。実証の方法ばかり質問されていたが、そんなのもともと無理なのを、かなり強引に行っているのだから、大人になって、みなで話(ストーリー)を聞いた方いいと思うのだが・・・
こんなことばかりしていると、何か頭を使わず、単なる作業員になってしまいそうだ、と今日は思った。だから、またしてもつまらないと思ってウリアムソン教授は途中で帰っていた。
菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
最近は、今年のスポンサー教授であるリンカーン先生と偶然もか
さなって、毎週のようにお会いでき、話をさせてもらっている。と
てもいい先生だ。しかし、今年の秋にはシンガポール国立大学に行
くようだ。
今週もいろいろとセミナーにでた。この間は、スタンフォード大
学に赴任した日本人の星先生の話を聞いた。おもしろかった。日本
には、ゾンビ企業が多く、それに比例して日本の生産性は低下して
いるのだという話。私は、マクロが得意でないので、よくわからな
いが、最近、やたらと日本の出生率低下が経済に悪影響を与えてい
るという話をきく。有効需要の原理からすると、需要が減るので、
長期的に日本のGDPは低下するが、今回の星先生の話に、出生率
が下がると生産性が低下するといっていたが、実はその根拠がわか
らない。だれか教えて!みんな年をとると、生産性がおちるから?
農業のように?
次に、昨日は、面白いテーマのセミナーにでた。これぞ社会学。
インタヴューを通して、ブルーカラーの黒人は他の民族と比べて就
職斡旋に関して黒人を助けないという事実があるということ。そこ
で、「なぜ黒人は助けないのか?」というテーマだ。理由は、いく
つかあるが、彼女によると、黒人は紹介してもしその人が悪いひと
だと、自分の評判にも悪影響するということや、仕事を持っていな
い黒人は仕事をやる気がないという偏見をもっているからだという
こと。これを、97人ぐらいの人々との詳細なインタヴューで明ら
かにしようとするものだ。数学的でテクニカルな統計的手法は使っ
てないが、内容がかなりインパクトがあり、面白い。こういった研
究も受け入れる許容力をバークレーはもっているようだ。経済学者
は、ブルーカラーの黒人は日本人と同じようにリスクアバースなん
だな~と思うかもしれない。
最近は、本当に春らしくなってきた。ここバークレー。11月、12月、1月は日が短く、曇り、雨の日が多かったが、今は日も長くなり、晴れている日が多くなった。また、花も咲きはじめている。日本の梅や桜に似た花がさいている。本当にいい気候だ。とにかく、気候が最高だ。しかし、研究と英語が進んでいない。
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