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2013年1月19日 (土)

日本のため、組織のため、会社のため

  昔、オリンピックに出場するスポーツ選手に、テレビのアナウン

サーが日本国民が期待していますというと、「私は日本のためでは

なく、自分のために頑張ります」という人が多かったように思う。
 多分、「日本のために」というのは保守的で古臭い昔の日本人で

あり、「自分のために」というのは西欧個人主義的でリベラルな感

じがしたのだろう。

 しかし、私が見ていると、大抵、そのような選手は結果を残して

いない。むしろ、「日本のために」といって、逆に自分にプレッシ

ャーをかけて、長嶋茂雄ではないが、プレッシャーを楽しむ選手の

方が成績を残しているように思う。

...  私がいいたいのは、「自分のために」というのは、なんか人間が小っちゃいいんだなあ~、理論的にいうと、新古典派経済学なのだ。みんな完全合理的な人間ならば、個々人が利己的に効用最大化すれば、全体も必然的に効率的になり、ハッピーなのだという思想だ

 しかし、残念ながら、人間はみな完全合理的ではないのだ。不完全なのだ。だから集団主義的な組織が形成されるのだ。それゆえ、組織のトップになる人には、「自分のために」ではなく、「日本のために・・・」とか、「有名企業として・・・」とかいってほしいものだ。

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