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2012年12月 4日 (火)

ソニーとコダックの類似性

 現在、ゲームの世界をめぐって二つの世界がある。一つは、ソニーや任天堂などのコンソールを使ったゲーム。英語の記事では、リッチな世界。これに対して、グリーやDENAのようなソーシャルゲーム。これは発展途上の世界を対象とする。英語の記事によると、後者のユーザーは前者の10倍もいる。

 グリーとDena二社の収益と利益はフェイスブック以上になっている。今後も確実に成長する。スマートフォンが人気が高まり、進化するたびに、二つの会社の提供するゲームの進化し、そして成長する仕組みになっている。

 さて、ソニーや任天堂はどうするのか。特に、ソニー。おそらく、ソニーもソーシャルゲームに参入する技術や力やお金もあるだろう。しかし、そこに参入することは、ソニーとって自殺行為になるかもしれない。既存のゲームビジネスと併存できるかどうか。これまでの投資。そして変化に伴う取引コストなど。これらを考えると、変化できないかもしれない。

 しかし、同じ状況にあったのはコダックだ。コダックは1975年にデジタルカメラの技術を展開していた。しかし、そこからデジタルカメラビジネスを発展させなかった。というのも伝統的なフィルムビジネスが儲かっていたからであり、そのようなビジネスを展開することは自殺行為たっだ。しかも、変化に伴う取引コストも高かった。

 しかし、結局、デジタルカメラに負けて、フィルムビジネス自体が消滅していまった。ソニーも同じようなことにならなければいいが、・・・

 私は、米国で、ソニーの復活を祈るだけである・・・・・

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