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2012年11月15日 (木)

不条理の議論を何とか英語論文に

 現在、ティース教授との論文で、彼がコメントしてきた点に感動した点がある。最初に、彼と議論したとき、私は何とかして私が日本で展開している不条理の議論を知ってもらいたくて、「合理的失敗」や「非合理的成功」という形で「合理性」という言葉を導入していた。

 しかし、ティース教授は、合理性という概念は厄介で、批判の対象となるかもしれないということで、「効率的失敗」と「効率的成功」という概念に変換し、合理性という言葉の使用を避けた。

 ところが、共同論文のある部分で、ティース教授は、この点はハーバードのレベッカ・ヘンダーソンの論文と関係しているのではないか。そして、それはアカデミー・オブ・マネジメント・レヴューではないかとコメントしてきた。

 しかし、探してもそのような論文はないのだ。しかし、ジャーナルは違ったが、ついに見つけた。感動した。私は、彼女に親近感を覚えた。彼女は、「合理的」な失敗について語っていた。理論は異なるが、言いたいことは同じなのだ。しかも、彼女は「rational」という言葉を使っているのだ。

 感動した。不条理のロジックの導入とともに、ヘンダーソンについて研究してみたくなった。

菊澤研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか

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菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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