慶応大学菊澤ゼミナールHP

私の趣味

私の著書

新制度派経済学と限定合理アプローチの本

経営哲学学会HP

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月

2012年9月25日 (火)

今日はティース教授のオフィスでプレゼン

 今日は、前回、ティース教授に指摘された点を修正して、再び、彼のオフィスでプレゼンした。パワポのレジメと修正論文を渡して、説明した。

 今回は、前回のように途中で何度も質問することはあまりなく、何度も「うんうん」とうなずいて、私の説明を聞いてくれた。たぶん、前回の指摘していた問題点が解決されていたらだと思う。

 そして、最後に、一言、いくぶん大きな声で、私にこういった。

              「I like this !」

 しかし、これで終わったわけではない。もう一つ新しい課題をもらった。・・・・・・・

 今日は、少し疲れた。

2012年9月15日 (土)

日本の家電企業の復活を祈って

米国にいると、一方で、シャープ、ソニー、パナソニックなど日本企業不振に関する記事ばかりが目につくとともに、他方でアップル好調の記事も目につく。

しかし、私は、本当にアップル社は技術力があるのかどうかまだ疑っている。ノキアやブラックベリーのRIMとは異なっているのか。やはり、技術開発能力は、日本企業があるのではないかと根拠はないが祈っている。

そのうち、ソニーやシャープやパナソニックが逆転するのではないかと密かに期待している。日本企業がんばれ。

野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

2012年9月11日 (火)

バークレー・ハース・ビジネススクールの学生は優秀

今日もチェスブロー教授主催のセミナーに参加。このオープンセミナーに参加しているハースビジネススクールの学生は優秀だと思う。空気がいい。いい空気がある。

今日は、ゲストスピカーよりも、学生の雰囲気の方が面白かった。スピーカーの話は大したことはなかったが、学生の質問の中にいいのがあった。

もっと面白かったのは、学生の方がスピーカーに気を使って質問していた点だ。これは、優秀な学生が多いときに起こる現象だ。ときどき、学会でもある。発表者の発表がつまらないが、周りが気を使って質問している光景だ。

やはり、ハース・ビジネス・スクールはいいと思う。

野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

野中 郁次郎: 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

2012年9月 5日 (水)

米国での日本企業への注目度

今から18年年前にニューヨーク大学に行き、今回、バークレーに来ているが、もっとも違っているのが、日本企業への注目度だ。

もちろん、今日、日本経済は必ずしもいい状態とはいえないし、日本の企業も若干が元気がない。そのためか、大学での日本企業への注目度は弱い。だから、日本企業を専門とする先生は人気が急落している。

私自身本当にさみしいと思っている。いまでも日本にはいい企業がたくさんあるのに、・・・・・・と。

日本にいるときには、経営学者なのに、個別の日本企業にはそれほど関心を持っていなかった。どちらかというと、自分は理論派としてのスタンスだったのだ。

しかし、米国にきてからはぜひとも日本企業にがんばってもらいたいと強く思うようになった。そして、いまでは日本企業のすごさを説明することが、われわれ学者の役割ではないかとさえ、思えてきた。

昨年、野中郁次郎先生が企業人と研究会をしており、そこに参加したときのことである。その研究会の最後に、野中先生が、企業人に向かって、「みなさん、ぜひとも日本のために頑張ってください。われわれ研究者の仕事は、みなさんのような日本企業の良さを世界に説明することだと思っています」といわれていた。

私もそう思う。いま、その最初の試みとして、バークレーで、日本の「富士フイルム」のすごさを証明したいと思っている。もし何かご縁があれば、ぜひともご協力お願いしたい。

2012年9月 4日 (火)

日本家電企業をめぐる印象論

 日本の家電企業の苦戦を米国でも耳にする。とくに、資金に困っている様子がよくわかる。

 戦略、イノベーション以前にお金がないので、一方でコスト徹底的に削減し、他方で売れ筋の白物製品を増産する。それは、戦略的というよりも、利益最大化仮説にもとづくきわめてノーマルな経営だ。

 しかし、このままではこの激動の時代を生きてゆけない。やはり、日本企業はイノベーションを起こし、がんばってもらいたい。じっくり研究してもらい、お金の問題に悩まされずに。

 とにかく、いまはシャープにみられるように、お金、お金、お金・・・・だ。このままでは、技術者も知識も流出する。そして、企業は外国企業に買収される。

 こうした状況で、まだしっかりと分析していないのだが、日本の銀行は何をしているのか?疑問になる。やはり、日本企業にはメインバンク制があっているのではないかと。逆にいえば、これを機に、日本の大企業はもっと銀行とのつながりを深めるべきではないか。

 単なる利益最大化経営を展開するならば、メインバンク制は障害になるだろう。しかし、イノベーション志向する企業経営ならば、むしろかつてのメインバンク制の方がいいように思う。安心して研究できる環境が必要なのだ。

 しかし、これはファイナスの観点から矛盾するという指摘があるかもしれない。というのも、銀行は保守的なので、リスキーなイノベーションを促進しないと。しかし、かつて日本のメインバンクはいわゆる債権者らしくなかったのだ。企業が困ったときには、債権放棄をしてくれるくらいだ。

 私は、もう少し日本の銀行にコミットしてほしいと思う。90年代、反日本的経営の流れ、市場化の流れで、すべて捨ててしまったのかもしれないが、その行き着く先にあった米国も決していい状態にはない。向かうべき理想郷ではないのだ。

 いま、日本の銀行と企業との関係について再考すべきではないか?もちろん、これはあくまで印象論にすぎないのだが・・

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30