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2012年6月 9日 (土)

オリンパスの不祥事と大量リストラ

 米国に来てもやはり日本の企業のことが気になるものだ。こちらで研究論文を書いているのだが、気になる会社は富士フイルムとオリンパスだ。

 コダックとの関係で特に興味深いのは富士フイルムだ。ハース・ビジネス・スクールの学生のプレゼンでも当然でてくる。

 他方、オリンパス、今回2700人を人員削減するようだが、ニュースではいま景気が悪いのでという理由が語られている。しかし、実は昨年発覚した不祥事の影響が大きいのではないかと。もしそこに因果関係があるとしたら、この2700人の人員削減はやはり過去の経営者の責任だともいえる。

 

 あのとき、損失を隠さずに、しっかり公表し、経営者が責任をとってしかるべき行動をとっていれば、この2700人は会社に残れたかもしれない。もちろん、その因果関係は不明だが。しかし、これは経営者にとって教訓とすべきではなか。

 

 われわれは不完全なので、予想もしない不祥事に巻き込まれるかもしれない。しかし、経営者は現在だけではなく未来も考えて、できるだけ多くの従業員を救うように行動すべきだと思う。

 

 景気が悪いので、不祥事の影響で、人員削減する。辞めるべきなのは、従業員ではなく、雇用を増やすことができない経営者の方だ。とドラッカーはいうだろうなあ~。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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●上記の『組織の不条理』の文庫版

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

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