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2012年4月10日 (火)

日本人留学生の少ないことの意味

4月の1週間は嵐のようだった。

ハース・ビジネス・スクールで感じたことをお話ししたい。渡米前、日本にいるとき、日本では最近日本人の米国への留学が少ないということが話題になっていた。

私の解釈では、これは将来の日本にとってマイナスであり、学問的にあるいは将来の日本のビジネスにとってもマイナスだというネガティブな意味で語られていることだったと思う。確かに、そうだ。

しかし、米国に来てみて、そしてトップクラスのビジネススクールに出席して思ったことがある。

日本人がビジネススクールにいないことは、日本にとってだけではなく、米国のビジネススクールにとっても、とてもマイナスだということだ。

いまは、インド系、中国系、中東の留学生が多い。

しかし、今回の授業で先生が取り上げる事例や、学生がプレゼンした事例はやはり日本企業が多いのだ。日本企業の事例を扱っているのだが、そこには日本人がいないのだ。日本の企業人がいればもっと事例分析は豊かになっていただろう。みんなウイキーペディアを参考にしている程度だ。

これは、ビジネススクールの学生にとって不幸だ。日本人のいない米国のビジネススクールは、古臭い言い方をすれば、何かが足りないコーヒーと同じだ。(答えクリープ)これは、直観的で変な言い方だが、日本人のいない米国のビジネススクールは、逆に何かグローバルではない感じがする。

かつてニューヨーク大学のビジネススクールにいったとき、日本人とドイツ人も多く、米国企業、日本企業、ドイツ企業の事例がバンバン議論されていた。当時は、日本人だらけでいやだなあと思ったが、何かグローバルな感じだった。やはり、米国のビジネススクールは違うと思った。

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