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2012年3月 8日 (木)

今の時代は・・・と社会学者いうけれど

現代社会の最新の傾向について、最初に語ってくれるのは、社会学者と呼ばれる人たちだ。若者論、幸福論、ニートなどなど・・・・

こういった社会学者たちの主張の一つとして、よく言われることのひとつが、これである。

昔とちがって最近の日本は個人主義化し(昔は核家族化してというのだろうか)、近所付き合いがなくなったために、孤独死が発生している。

つまり、孤独死という現象の説明(原因)を社会の特徴に求めることになる。だから、社会学者なのだ。

確かに、そうかもしれない。

しかし、経営経済学者は異なる視点をもつ。

実は、このような孤立した家族や個々人を対象とするサービスが地方自治体にあり、そこには当然それを担当する職員がいるはずである。

彼らは、そのような世帯や家族に対して熱心に対応するコストがあまりにも高いので、ルールに従いながらも適度に手を抜いて人々にアプローチしているのではないかということである。不条理だ。

つまり、本来ならば、社会倫理的に扱うべき問題を官僚は経済学合理的にアプローチしているのではないか、と疑問に思うのだ。したがって、官僚のみなさん、がんばってくださいということになる。

こういった見方をするので、経済経営系の学者は嫌われるのでかもしれない。

経営哲学学会: 経営哲学の授業

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